2014年9月2日01時46分
東京電力福島第一原発の廃炉に従事する作業員が、本来支払われるべき手当を受け取っていないとして、東電などを相手に損害賠償を求める訴訟を起こすことが1日、わかった。作業員らの弁護団によると、現役の廃炉作業員が東電を提訴するのは初めてという。
訴えるのは、第一原発構内での廃炉作業を請け負う下請け企業で働いていた34~65歳の男性4人で、2人は現役。弁護団によると、がれき除去や、作業用車両の除染などに携わった。
4人は東電や元請けの大手ゼネコンなどに、原発事故以降の危険手当など計約9千万円の支払いを求めて、3日に福島地裁いわき支部に提訴する。
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