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 海上自衛隊横須賀地方総監部は1日、横須賀基地に配備されている護衛艦の乗組員で、3等海曹だった30代男性が今年初めに艦内で自殺したと発表した。上司の後藤光一・1等海曹(42)によるいじめとパワハラが、自殺の大きな要因と判断した。海自内で捜査を担う横須賀地方警務隊は近く、後藤1曹を暴行などの疑いで書類送検する方針。

 後藤1曹は「仕事を教えても向上が見られず指導するつもりだった」などと話しているという。

 発表によると、3曹は昨年7月と9月、艦の分隊長に「後藤1曹と性格が合わない。退艦したい」などと相談。ところが分隊長はこのことを艦長に報告せず、3曹は勤務を続けた。