ニュース詳細
順天堂大学病院に女性アスリート専門外来9月2日 4時52分
K10042696811_1409020547_1409020552.mp4
女性アスリートが、激しい練習で生理が止まるなど特有の問題を抱えて悩んでいる現状を受けて、東京の順天堂大学の付属病院は、ことし10月から女性アスリートの専門外来を設けることになりました。
女性アスリートを巡っては、激しい練習や体重制限で生理が止まったり、生理のたびに強い痛みが出たりするなど、特有の問題を抱えて悩んでいるケースが少なくありません。
こうした選手に対しては、ドーピング違反にならない薬を処方するなど一般の患者とは違った配慮が必要ですが、専門的な医療機関がほとんどなく、大きな課題となっています。
こうしたなか、東京の順天堂大学の付属病院は、ことし10月から女性アスリートの専門外来を設置し、婦人科や整形外科などの医師がスポーツ選手の特性を踏まえて診療に当たっていくことになりました。
専門外来は、東京と千葉にある2か所の病院に設けられ、診療や健康相談に応じるほか、試合に向けたコンディション作りや食生活についてのアドバイスも行うということです。
順天堂大学大学院の小笠原悦子教授は、「婦人科や整形外科など、さまざまな医師が総合的な診療を行うことで、中高生などの若い選手が大変な状況にならないよう手助けしていきたい」と話していました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|