通常このような節を論文に設けることは無いだろうが、これも捕鯨問題の特殊性が原因だと思って、もう少しだけお付き合い願いたい。
捕鯨問題の資料に関しては視野の不偏性が全く期待できない。新書など、読みやすい大きさの本になればなるほどその傾向が強く、捕鯨問題には入門書や教科書が存在しない、と言い切りたくなるような有様である。
捕鯨に関する著書に触れる人が、その本の著者がどのような視座に立っているかを意識し、安易に「真実」などに言葉に(ママ*1)惑わされないように願ってやまない。