プレイステーション関連の最新情報が公開されたSCEJAプレスカンファレンス 2014での目玉の一つとなったのが、バンダイナムコゲームズが新規開発した『SUMMER LESSON』(サマーレッスン)です。同作は、プレイステーション用VRヘッドマウントディスプレイProject Morpheus用のデモソフト。

Project Morpheusは今年3月のGDC 2014で発表されましたが、9月18日から開催される東京ゲームショウ(TGS) 2014での出展が決定。合わせてそのデモに同作が使われることが発表されました。

BANDAI NAMCO SUMMER LESSON

すべての写真を見る

14 枚




TGS 2014は開催が間近に迫っていることもあってか、同作のゲーム内容に関してはほぼ公開されませんでしたが、タイトル画像にはVR Character Communication Demoと記されている点や、映像を見る限りは、部屋の中で1人の女性と会話などを楽しむタイトルのようです。





女性はプレーヤーの位置や視線など認識しており、のぞき込む角度によっては恥ずかしがるといった行動を取り、またプレーヤーが首を振ることによってYes/Noで会話を進めるといったことが可能になっています。



また、もう一つ話題となったのは開発が『鉄拳チーム』と発表された点。同チームはバンダイナムコの看板的格闘ゲームタイトル、鉄拳シリーズをほぼ専門的に手がけるチームのため、人によってはかなり意外な印象を持たれたようです。



ただし同チームは、人体のモデリングに関してはバンダイナムコの中でも膨大なノウハウを備えた部署でもあります。本作はそのあたりのノウハウが活かされたタイトルでもありそうです。実際にビデオを詳細に見ると、鉄拳シリーズと比べてもかなりイリュージョン調リアル調のキャラ造形となっていますが、モーションの自然さや、まつげなどの細かなモデリングの細かさはさすがと唸らされるもの。



また紹介ビデオでは、同チームを率いる原田勝弘氏が(なぜか)同社ゲーム『アイドルマスター』のTシャツを着て登場し(ちなみに同氏のツイートによれば「私服」とのこと)、テスト体験者の感想を交えつつ、「このキャラクターの臨場感は体験しないとわからない凄さです」と語っています。

実際の映像は、ソニー公式アーカイブ動画の55分30秒付近から見られますので、ぜひご参照ください。











なお、ビデオの冒頭に表示されたクレジットを見る限り、同作のゲームエンジンはEpic GamesのUnreal Engine 4を採用している模様。7月に制作発表された鉄拳シリーズ最新作『鉄拳7』でもエンジンとしてUnreal Engine 4を使用することが判明しているため、本作はノウハウ蓄積という側面もありそうです。

いずれにせよ本作は、Project Morpheus自体の話題性とも相まって、TGS 2014でも目玉の一つとなることはほぼ確実なタイトルでしょう。

PS4の没入型VRヘッドセットMorpheus、制服少女と過ごす『サマーレッスン』をTGS出展。鉄拳チーム開発

0 コメント