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国連委員会は、国連そのものでは無い
毎度の事ながら国連の○○委員会が日本に批判的な報告や勧告を行い、新聞とテレビが
それを「国連が日本にXXXXの改善を勧告しました」と言うのにはうんざりする。
まず国連の○○委員会は国連の正式機関ではない。
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国連総会、国連の理事会は正式な機関で勧告に従わないと処罰したり「空爆」もします。
有名なのは常任安保理事会の5つの国です。
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、この5カ国は国連のどんな決定に違反しても
絶対に処罰されることは無く、事実上国連より上の権威となっている。
決定はするが自分はその決定を守らなくて良い国です。
そして委員会というのは理事会を補助する機関のわけですが、例えば人権理事会の下には
人権○○委員会がいくつも存在しています。
理事会は参加各国の代表がメンバーとなり国と国の交渉を行う舞台ですが、多くの委員会は
NGOがメンバーになっています。
つまり日本で言うと「日本の人権を守ろう!NGO」みたいな駅前でビラ配りしてる連中です。
グリーンピースもNGOだし捕鯨船にテロ行為してるシーシェパードも一種のNGOで
本人達は人権活動だと主張しています。
人権規約委員会は一応は参加国の投票でメンバーが決められていますが、メンバーは
自分の意見を勝手に言っているのであって、「国連の決定」などではないです。
委員会のメンバーは基本的に民間人から選ばれる。
国連の代表者なわけではなく、一般人が個人の意見を言っている。
http://www.asahi.com/international/update/1010/images/TKY201310090516.jpg
「国連が勧告した」と書くのは間違い
そして委員に選ばれるのは大抵、グリーンピースもどきの「熱心な社会活動」を長年してきた
NGOのメンバーなどが多い。
普通の人から見ると、決して普通ではない事をしてきた人たちによって、国連委員会は構成している。
こうした流れは国連に民間人を参加させようとする80年代くらいから始まっていますが、
最近ではレベルの低い委員による事実誤認や理解不足、偏見や捏造による報告や勧告が、
国連の名前で乱発される問題が起きており、委員会を廃止せざるを得ない例も出ている。
例えば以前に存在した「国連人権委員会」はあまりに委員の質が低すぎて「学級崩壊」
のような状態になってしまい、廃止されて「国連人権理事会」に生まれ変わった。
委員会時代には自国と対立する国を非難する政治闘争の舞台になっており、アフリカや
アラブの国が自国の問題を隠す為に、対立国の人権問題をでっち上げるような行為が
平然と行われていた。
また先ほど述べた駅前のビラ配りレベルのNGOが、構成委員として参加して混乱を起こした。
これが「国連○○委員会」の実体であり、実質的に国連の正式機関ではない。
国連委員会の報告書に書いてあるのは「委員個人の意見」で、それ以上の何かではない。
むろん委員会の勧告には何の権威も強制力もない。
委員の意見を紙に書いたものなので、多くの国は無視しているが、日本のテレビと
新聞だけが嬉しそうに「国連が日本に非難勧告を出した」と一面トップで書いている。
有名新聞の記者たちは、書いていて恥ずかしくないのだろうか?
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まずマスコミ各社が「国際連合人権委員会」「国連規約人権委員会」と書いてますがこれ間違いですよね?
B規約の市民的及び政治的権利に関する国際規約の「自由権規約人権委員会」が正解だと思うんですが。