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福島、国に受け入れ伝達 県最終処分など要求 中間貯蔵施設
2014.9.2 00:40
東京電力福島第1原発事故の除染で出た廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設について福島県の佐藤雄平知事は1日、安倍晋三首相と官邸で会談、国が候補地とした同県大熊、双葉2町への建設受け入れを伝えた。安倍首相は「重い決断に感謝する。政府一丸となって福島の復興を成し遂げたい」と述べた。政府は来年1月までに汚染廃棄物の搬入を始める計画で、約2千人の地権者と用地取得に向けた個別交渉に入る。
佐藤知事は会談で「施設は地元に重い負担で、長期間にわたり過酷な状況が続く。政府は住民が復興に希望を持てる将来像を示してほしい」と要請した。
これに対し、安倍首相は「『福島の復興なくして日本の復興なし』が政権の信念。地域の皆さんと力を合わせて復興を進めたい」と応じ、握手を交わした。会談には大熊町の渡辺利綱町長、双葉町の伊沢史朗町長も出席した。
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