http://anond.hatelabo.jp/20140831224816
かつて「エロゲにエロはいらない」と言わしめた作品たちがあったが、
結局、エロなしでも戦える、エロゲという業界の枠組みに縛られないような、
でも、もともとそんな越境するだけの力がある彼らは
業界の壁を越えて、本来あるべきところに旅立ってしまったんだな。
さかき傘とか朱門優といったってみんな知らないだろ。
感動的なシーンを作り出すことができる優れた媒体だったけど
制約がいろいろ大きすぎたし、ここ10年以上進化が止まってる。
魔法使いの夜だって、最初からアニメや映画でやればいいんじゃね?ってどうしても思ってしまう。
魔法使いの夜の青子のエロ同人誌はめちゃくちゃレベル高いのが多いのでもう本編でいいよね。
エロゲの選択肢の存在がもたらす分岐とか並行世界云々だとかマルチエンディング解釈とかそういうエロゲならではの要素も、もうやりつくされてしまって、もうネタ切れだ。
トップランナーの鍵は「rewrite」においてSFに逃げ、8月は日常系を作ってアニメ原作を供給する道で妥協した。もはや両者ともあえて原作をプレイしなくても、アニメ化するのをまてばよいメーカーでしかない。ニトロプラスの「君と彼女と彼女の恋」も、ギミックこそ話題にはなったが、2度使えるものでもないし、「ととの」がやったことはエロゲプレイヤー以外にとっては当たり前をやっただけで、エロゲの常識を逆手に取ったはいいものの、エロゲそのものの枠を広げる動きにはつながらなかった。
そうやって、エロゲだから出来ること、エロゲーでやってみたいことが無くなったら、プレイヤーも結局エロ目的の人が増える。 需要が無いなら優れたシナリオで勝負するライターさんを引き止めておくことは難しい。丸谷秀人のように、どうしてもエロをやりたい人以外はなかなか残ってくれない。
文章だけで食っていける人は、周りとの協力といえば聞こえはいいが、制約が多く量産が難しいエロゲ業界よりも、ラノベ業界で数を量産し、アニメ化を目指すほうがやりがい的にも生活面でも強いということになってしまう。そうやって、みんな表の世界に「仕官」していってしまった。
なんだか悲しいな。
エロゲって絵師さんもライターも背景も演出も、すべてそろってようやく作品になるわけで、
そうしなければ生き延びられなかったり売り物にならなかったからかもしれないけど、
今ではみんなばらばらだ。
いなくなったわけじゃないけれど、それぞれ自分の分野だけで食っていけるようになったから
もはや彼らが一同に集まってなにかをつくることは無いんだろう。
5年に1本でいいから、一線級の人材が揃ってオールスター体制で作品つくりとかしてくれないかな。
アベンジャーズみたいな展開にならないかな。
もう、葉とか鍵は、そういう企画のための「受け皿」でいいと思うんだよ。
大部分を製作者が作りこむ作品それ自体の需要が無いのかもしれない。
フルパッケージで完成されたキャラや世界観を提供するエロゲそのものが、
もはや時代遅れであり、今後衰退して消え去っていくしかないのかもしれない。
誰か泣けるゲームを私におすすめしてくださいお願いします。 最近はBanishedやってたら村が壊滅して泣く、とかそういうのばっかりだよ!畜生! 自分は結構涙もろいほうだと思うし...
http://anond.hatelabo.jp/20140831224816 エロゲにエロはいらない議論もいつのまにか消えたな。 今はエロゲはエロやってなんぼってことになっちゃってる。 かつて「エロゲにエロはいらない」と...