有限会社クリーニングビー代表取締役

ドライクリーニングでは汗の汚れは落ちない

今日は昼から猛暑日 とっても暑い大阪。
昨晩から今朝にかけてはとっても涼しかったので今日は過ごし易いかな??と思ったら甘かった(笑)
今日はこの暑い夏にオススメのクリーニングのお話をしますね。


ドライクリーニングでは汗の汚れは落ちない

クリーニング屋さんに出す洋服は基本的には家で洗えない洋服をクリーニング屋さんにお出しすると思います。
お洋服の洗濯表示ラベルを見るとdrycleaning201491aa.jpg

というような水洗い×の表示ががあること多いです。
このラベルがついてる場合は 毛100% の確率がとても高いです。 もしくは毛60%以上だと思います。

毛(ウール)は水洗いできない

ウール素材で出来ているものは基本的に水洗いは出来ません。厳密に言うと水洗いしない方がいい。
水洗いすると、ミクロの単位で毛が縮んで洋服に型くずれが起きるからなんですね。
逆に、ドライクリーニングは油で洗うので型くずれ起きません。
最近の夏服は毛50% ポリエステル50%の混紡で洋服を作っている場合があります。
50%以下であれば水洗いはできます。
夏場のスラックスがこの毛50%ポリエステル50%の素材のスラックスを購入するといいです。drycleaning201491axx.jpg

ウールを水洗いすると縮む

夏場の最大の汚れ【汗】は水洗いじゃないと汗の汚れは落ちない

人間からでる汚れ、『汗』、『臭い』などの汚れはドライクリーニングでは落ちません。
やはり、水洗いじゃないと汚れが落ちないのです。
でも、水洗いすると型くずれしてしまいます。 そこで、夏にほとんどのクリーニング屋さんでは
『汗抜きクリーニング』『汗抜き加工』『水洗いクリーニング』
というメニューをお客様にオススメしています。

水洗いクリーニングとは 通常のドライクリーニングでクリーニングして、水に縮まない加工液を薄めてそこに10分間浸けます。水に浸けることによって、ウールにダメージを起こすこと無く汗やニオイを洋服から除去することができます。

透明な水に特殊加工液をいれてdrycle201491.jpg

漬け込むこと 10分... 加工液から取り出して
濡れているうちに 人の型をした乾燥機を使って一気に乾燥!!drycleaning201491a-20140630_001.jpg

一気に乾燥すると、風合いもとってもよくなります♪

ちなみにこれが、汗抜きした後の加工液...drycleaa201491.jpg

これくらい汚れています♪

夏に着用する服でウール100%の洋服は水洗いクリーニングしてください

必ず、汗は洋服の中に含まれています。水洗いしないと肝心な汚れは落とせません。
人間に例えると
ドライクリーニングはサウナに入っただけ。さっぱりするけど...ですよね。
水洗いクリーニングはサウナに入ったあとに湯船に浸かるって感じ。

うん。なかなか良い表現だわ(笑)

まとめ

夏服をクリーニング屋に出すときは『水洗いクリーニングで』って伝えて下さいね

絶対に水洗いの方がキレイになるんで♪
でも料金は2倍くらいになりますけどね。どこにクリーニング屋でもやってますよ〜