飯島勲である。今回から数回にわたって、トップアイドル・ももいろクローバーZの百田夏菜子さんとマネージャーである川上アキラさんとの対談をお伝えする。
ももクロのライヴ会場へ孫に連れられて行ったのだが、会場の熱気や一体感にはとても驚いた。この熱気を生んでいるのは、舞台に立つ百田夏菜子さんのようなカリスマ性を持ったアイドルだけではなく、その裏方である川上アキラさんの力が大きいのである。
対談でも触れることになるが、私は総理大臣首席秘書官だった当時、官邸にある喫煙所に陣取り、情報収集に努めた。官邸の主である総理大臣に最高の舞台を用意するためだ。
川上さんは、ももクロのメンバーに対して、細かいアドバイスをしていないという。私はそれが一番正しいと思う。ビジネスでもプロデューサーや秘書の大きな役割は、社長や当事者の細かい振り付けをすることではない。どんなに自由に振る舞っても、いかようにでもフォローできる体制づくりが肝心なのだ。
裏方がそこに徹することで、舞台は真剣勝負になるし、大きな活気が生まれるはずだ。私は、ももクロのライブ会場にある喫煙所で煙草を喫みながら、そんなことを考えていた。