ニュース詳細
雨量予想のファックス 消防局見落とし9月1日 7時17分
広島市の土砂災害で、発生の1時間以上前に、非常に激しい雨が降ることを予想する内容のファックスが市の消防局に届いていましたが、見落とされていたことが広島市による検証作業で分かりました。
先月20日に起きた広島市の土砂災害では、避難勧告が発生のあとに出されていて、広島市は避難勧告の出し方に問題がなかったか検証作業を進めています。
広島市によりますと、土砂災害が発生する1時間以上前の午前2時前に、広島地方気象台が出した気象情報が民間の会社からファックスで広島市消防局に届いていましたが、見落とされていたことが分かりました。
この気象情報では、県内の多いところで1時間に70ミリの非常に激しい雨が降ると予想し、土砂災害などに警戒するよう呼びかけていましたが、当時、部屋に居た10人余りの消防局の職員はファックスに気付かなかったということです。
広島市消防局は「当時、市内を流れる河川の水位が急激に上昇したことを知らせるファックスが消防局に多数送られていたため、分からなくなったのではないか」としています。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|