【C大阪】大熊新監督で一本化!ペッツァイオリ監督解任
J1のC大阪がマルコ・ペッツァイオリ監督(45)を成績不振で解任する方針を固め、後任候補をC大阪U―18の大熊裕司監督(45)に一本化したことが31日、複数の関係者の話で分かった。ペッツァイオリ監督はポポヴィッチ前監督の後任として6月に就任したばかり。C大阪が1シーズンに2度、監督を交代するのは04年以来。トップチーム監督昇格のオファーを大熊氏が引き受ければ、リーグ次戦の柏戦(13日・ヤンマー)から指揮を執る。
ペッツァイオリ監督は6月の就任時の暫定13位から巻き返すどころか、降格圏16位と順位を下げ、フロントが解任を決断した。後任が確実の大熊氏は2010年にC大阪U―18監督就任後、現在C大阪主力のFW南野、杉本らを指導。選手育成に定評があり、トップチームと下部組織の合同練習を指導することも多く、C大阪の選手を熟知していることから白羽の矢が立った。
この日、大阪・舞洲で練習を行い、この日もペッツァイオリ監督が指導した。C大阪の岡野雅夫社長(61)はで報道陣から今後の体制について問われ「一切、答えない」とした。J1残留へ、C大阪が水面下で現状打破へと動いた。
◆大熊 裕司(おおくま・ゆうじ)1969年1月19日、埼玉県生まれ。45歳。現役時代はMF。武南高、中大、日立製作所を経て、93年のJリーグ発足後は柏、京都、福岡でプレー。98年で引退した後は福岡コーチ、C大阪ヘッドコーチ、U―18日本代表監督などを歴任。10年、C大阪U―18監督。11年、日本協会ナショナルトレセンコーチ。12年、再びC大阪U―18監督就任。C大阪アカデミーダイレクターも兼務する。前J1大宮監督の大熊清氏は兄。