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 安倍晋三首相は、小渕優子・元少子化相を自民党三役か閣僚で起用する方針を固めた。党三役であれば政調会長か総務会長での起用が有力視されている。また、新設の安全保障法制担当相と防衛相には自民党の江渡(えと)聡徳・前防衛副大臣を兼任で充て、地方創生相には石破茂幹事長を据えることを決めた。

 このほか、大島理森・前自民党副総裁を復興相とすることで調整に入り、稲田朋美・行政改革相を引き続き閣僚か党三役に起用。高村正彦・自民党副総裁は留任させる。

 安保法制相は来年の通常国会で、集団的自衛権の行使容認に伴う自衛隊法改正案など、一連の安全保障法制の答弁を担うため、安保分野の専門的知識が求められる。首相は当初、石破幹事長に就任を要請したが、固辞されたため人選が難航していた。