ダルさのワケはこれ!? 予期せぬところに潜む「慢性疲労の原因」6個
「眠っても休んでも、なぜかいつも疲れている」こんな慢性疲労の状態を経験したことはありませんか? 年齢のせいかなと思ってしまう方も多いのですが、実は、慢性疲労は年齢のせいではなく、休んでも改善されないことがあるのです。
慢性疲労には意外な原因があり、それを改善すると、驚くほど症状が楽になり元気になることがあります。今回はアメリカの健康サイト『Prevention』を元に、慢性疲労の意外な原因を6個ご紹介します。ご自身の生活習慣を確認しながらチェックしてみて下さい。
■1:水分不足
2012年に行われた研究結果では、健康な女性が体重の1.5%の水分を体内から排出すると、エネルギーのレベルが下がることがわかりました。水分量が減ると、脳の視床下部は生命を守るために、体温調整を優先しなければいけないので、他の部分に影響がでて疲労感を感じるようになります。
水分量はその人の運動量や生活によって異なりますが、自分が水分不足か確認するには、尿の色を見て下さい。濃ければ、水分不足の証拠です。また、3時間おきにトイレに行くのが理想です。それより少なければ、水分を積極的に摂取するようにしましょう。
■2:野菜だけの生活
赤血球を作るビタミンB12が不足していると、血液の量が減るため、全身に酸素が運ばれなくなってしまいます。酸素量が減ると、疲労や痺れ、物忘れという症状がでてきます。
実はこのビタミンB12は動物性タンパク質に含まれています。そのため、ベジタリアンや野菜中心の生活をしている人は不足してしまうのです。
■3:心臓病がある
研究結果でも明らかになっていますが、心臓発作をおこした女性の半数は、不眠の症状や疲労感があるようです。心臓に問題があると、全身に血液を送る力がないため、酸素が全身へ運ばれずに疲労感がでてきます。
階段を上るときやエクササイズ中の息切れが激しかったり、突然気を失ったり、胸の痛みがある時は、すぐに病院に行きましょう。
■4:鉄分不足、鉄分過剰
鉄分が不足すると、貧血になります。貧血はビタミンB12が不足した時と同様に、血液が減り、酸素が体内を巡回しくなるため、疲労に繋がります。しかし、逆に鉄分が多すぎても、それを調節するために、体内のミネラル、ビタミンを使用してしまい、疲労の原因になるので要注意です。
■5:運動不足で動かない
仕事でパソコンの前に座りっぱなしの状態が長いと、エネルギーを消費していないように思えますが、身体のエネルギーは消費されています。また、スクリーンに集中することで、“コルチゾール”というストレスホルモンの濃度が高くなります。座って仕事をしていても、疲労しているのです。
できるだけ、長時間座ったままでいることを避けて、身体を動かすようにして下さい。
■6:運動のしすぎ
健康のためにといってエクササイズをしすぎていると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、最終的には体の症状となってあらわれます。すぐに疲れたり、不眠の症状があったりするようなら、運動をしない日を2日は作ってみて下さい。
いかがでしたか? 当てはまる箇所がありましたか? 体内の酸素が減少すると細胞に酸素が行き渡らないため、全身の機能の働きが悪くなり疲労へと繋がるのですね。
そして、その酸素を全身に運ぶのは、血液です。だからこそ、ダルさがどうしても抜けないという人は、水分、鉄分、ビタミンB12を、意識的にきちんと補うようにしましょうね。
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【参考】
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