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【大リーグ】

ジャイアンツのペティットが快投 メジャー記録の46打者連続アウト

2014年8月30日 紙面から

◇ジャイアンツ4−1ロッキーズ

 ジャイアンツのユスメリオ・ペティット投手(29)が46打者連続アウトのメジャー新記録を樹立した。28日のロッキーズ戦に先発し、最初の8人を抑えて2009年にマーク・バーリー(当時ホワイトソックス)がマークした45打者連続アウトを更新。主に救援で7月22日のフィリーズ戦から8試合にまたがっての達成となった。

 いかつい顔の右腕が目を潤ませた。3回、8番カルバーソンを空振り三振に打ち取ると、スタンドは総立ちで拍手。続く投手ライルスに二塁打を許して記録は止まったが、その後も好投して6イニングを4安打1失点で4勝目(3敗)。球団公式サイトによると、ペティットは「記録は知っていたし、緊張した。努力の結果だ」としみじみ語った。

 転機は09年オフのメキシコ・リーグだった。同僚サンドバルは「彼はメキシコで投球術を覚えた。明らかに変わった」。直球は140キロ台前半も、変化球を織り交ぜ、丁寧にコーナーを突くスタイルを確立。ペティットも「俺の直球は95マイル(約153キロ)もないが、併殺を取れる」と笑う。

 昨年9月6日のダイヤモンドバックス戦では9回2死まで完全試合。最後にチャベスに右前打を打たれて偉業は逃したが、1年後に違う形で無安打記録を達成した。メジャー7年目の29歳は「もう記録には縁がないと思っていたが、神様が2度目のチャンスをくれた。みんなにも感謝したい」と控えめな好漢だった。

 

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