ロシア以外で全く知られていない25のソ連のものを紹介します!

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外国では知られていないソ連のものと題された記事を紹介します。

子供の遊びから、食べ物などいろいろなことについて書かれています。

ソ連時代のみならず、今のロシアでも使われている物事が多いです。

この記事を見て改めて気づいたのですが、確かに住所は他の外国と逆だ。つまり日本と同じ。



それでは以下翻訳です。





25 советских вещей, о которых не слышали за границей

外国でまったく知られていない25のソ連のもの



各国の過去はユニークであって、国民をひとつにする。

雑誌Maximがソ連時代を振り返り、懐かしい気分にさせるものを集めた。




1. ピオネールボール

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© livejournal

30年代に作られた、子供の弱い体に合わせたバレーボールを簡単にしたゲームである。

このゲームはキャッチ力ばかりを育成したが、とても民主主義的だった。

なぜならば、だれでも遊べるゲームだったから。

男の子も女の子も、太っている子もやせている子も、頭の悪い人も、メガネをかけている人も。

ピオネールボールは上手になることなどないのでスターになる人はいなかった。逆に、へたくそに遊ぶことはあり得たけど。

今でもトルコやスペインのホテルでロシア人の子供が謎の遊びをしてスタッフをびっくりさせている。


ピオネールボール:バレーボールを基本にたゲーム。バレーボールとは違い、飛んできたボールをキャッチする。キャッチしたら3歩以内なら歩くことができ、バレーボールと同じように3タッチ分チーム内で回すことが出来る。





2. 信頼改札

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sovkladovka

ロシアの国民心理の源はここにある。

世界中では改札のドアは閉まっていてチケットを入れると開く。

閉まっていたら止まればいいし、開いていたら歩けばいい。

ロシアの改札だけは食中植物のような動きだ。

鉄の箱の中に潜んでいて、いかにも安全かのように思わせる。

だが、通ろうと思えば、ジョーズが閉じて違反者を挟む。一番痛そうなところを。

そう、ロシア人は簡単で開いている道を好まない。なぜかというと、子供のころから信頼していないからだ。





3. ゆで練乳

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tbgames

練乳は外国にもある。

でもその味、色、においが自分で作ったものと全然違う。

自分で3時間ゆでて、そしてちょっとヨーロッパのサッカーリーグを見ていたら爆発して、それを壁と天井から掃除したというおいしい練乳。






4. Portyanka(足を包む布)

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i-fakt
「Portyankaを使っていたし使っているしこれからも使う!」

と陸軍将軍のイサコフ・ウラジーミルが述べる。

「化学繊維の生地は足によくない。特に30キロ走らなくてはいけないとき。化学繊維、ぴったりその人に合わせて作ったものでないと靴の中でぐちゃぐちゃになって靴擦れになってしまう。もちろん靴下を履いているときもあった。だが、その実験は失敗した。アメリカの軍隊などはいつもヘリコプターや車に乗っているから靴下でも大丈夫だけどね。」
以上は軍隊のトップの人の意見だ。

でもおかげで軍隊に行ったら一つでも役立つことを覚える。ハンカチから靴下を作れるって女の子に見せたら好印象なはずだ。





5. 出発する前に静かに腰をかける。

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© gettyimages
昔の迷信によると、騒がしい家族のみんなが出発する前に腰を掛けて1分間黙っていればいい旅になるという。

その理由は、その神秘的な瞬間に、パスポートが椅子の上に、チケットが風呂場で忘れられていること、子供が手袋の代わりにスケートをつけていることに気付くからである。





6. 木をたたく

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© fotki.yandex
御存じのように、人間の周りには耳のとても良い悪い神がたくさんいて、人間の夢を破りたがっている。

だれかが馬を買いたかったり、娘を結婚させたりしたいって聞いたら、やつらは急いで邪魔をする。

だから、世界中で人が夢をしゃべってしまったらすぐに木をたたいていた。木が魔除けになるからだ。

でも今はこの役立つことを他の国の人は忘れてしまった。

ロシア人だけが今まで叩いていたし、これからもずっと叩くのだ!





7. バーニャのほうき

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allsauna
気持ちよくする道具よりはいじめる道具に見える。

もともとフランスから来たバレエ、中国からきたココシニク、イランやカナダが輸出しているキャビアなどよりもロシアのシンボルである。バーニャは多くの国にあるけど、ほうきはロシアにしかない。


バーニャ:ロシア式のサウナ。白樺やオークの小枝を束ねて作ったвеник(ほうき)で体を叩くと血行がよくなり体にいいらしい。


ココシニク:ロシアの民族衣装、女性が頭につける飾り。この記事ではなぜか中国から来たことになっているが、元々はロシアのもの。(Wikiにはそう書かれている。)





8. 白樺のジュース

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maximonline
白樺はいろいろな国にあるのに、白樺の樹液はおいしくて体にいいということをだれも気付いていないようだ。

遺伝子のせいかな?我々だけが、そのほのかに甘い味を感じることができる。

子供にとってたまらない味である。
大人になっても外国人が来たら必要になる。白樺のジュースを買って、外国人に飲ませて彼の顔を観察するのがとても楽しい。





9. クワス

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adme
クワスの祖先であるSikeraはメソポタミアで考えられたが、今はエジプトでもイランでもいくら探してもクワスを見つけることはできない。
ロシアにしかない。

「クワス飲料」を売ってるやつらはそいつらの売ってる商品の入ったバスケットで溺れさせるといい。


クワス:黒パンを発酵させて作る微炭酸、微アルコールの飲み物。





10. Retona

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© retona

300グラムの重さで、ほとんど電気を使わなくて洪水にならない洗濯機がトムスク市のReton研究所で生まれた。

バケツにその機械、水、洗濯もの、洗剤を入れるだけ。

あなたが自分の用事を済ませている間、Retonaが自分の仕事をしている。超音波を発信して汚れを生地から剥離させる。

その後、水洗いをして特に頑固な汚れを落とすだけ。数百万人がすでにそれを買った。

そういえば、「斧のお粥」ってロシアの昔話があるね。


斧のお粥:

昔々、すごくケチな女がいた。
ある日、彼女の家に兵隊がやってきて、「泊まらせてくれ」と言った。
彼女はケチなので、食事を提供したくなかったのでこう言った。

「家に食べ物がなにもない。自分もなにも食べていなくておなかすいているわ。」 
兵隊はそれを聞き、
「僕は自分でごはんを作る。斧からね。」
と言った。
女はびっくり。

兵隊は鍋を借りて斧をゆで始めた。

ゆでて、味見した。
「どう?」と女が聞くと、
「もうそろそろできるけど、塩が無くて残念だ」
女は、「塩ならある。」と言い塩を渡した。
兵隊は塩をもらい、またさらにゆでて、味見をした。
「悪くないけど、穀物が少しあればなあ。」
女はすごく気になるので、
「穀物はあるよ」と言い、穀物を持ってきた。
兵隊はまた、さらにゆでて、
「とてもおいしいけど、バターがあれば最高だね。」
女はバターも持ってきた。
兵隊は、

「もう、できた!さあ、パンを出して。食事しよう!」
女は、「斧からお粥が作れるなんてすごい!」とびっくり。
食事が終わり、女は言った。
「それで、斧は?いつ食べるの?」

「斧はまだちょっと硬いね。あとでもう少しゆでて食べるね。」

そう言い残し兵隊は去っていった。





11.
ヒマワリの種

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© punk-you

200年前にロシアに伝わったヒマワリの種のおつまみが、古代からの伝統であるかのように考えられている。

歴史専門家でも時々間違えるほど、この種が我々の文化に溶けこんでいる。

例えば、優れた作家と歴史家であるボリス・アクーニンの小説、『Altyn-talabas』にヒマワリの種を食べている貧乏な子供が出てくる。

設定の1682年にはヒマワリがオランダとフランスに出たばかりということを気にもせず。





12. 呼格

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© Александр Родченко
ラテンの国にも昔あったが、完全になくなった。

大切に保存したのはロシア人だけ。少しだけ変えたけど。

昔、人を呼ぶときに語尾にEをくっつけていたが今は逆に最後の母音を省略する。





13. 旧正月

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© ultimate-soviets
ヨーロッパがユリウス暦からグレゴリオ暦に移ったのは16世紀だが、ロシアは20世紀の頭である。

しかしロシア正教が断わった。まあ、全世界の正教が旧暦を使っているから問題ないけど、ロシアは革命も起きてしまった。

革命のあと、宗教が禁止になり、クリスマスも祝わなくなり、その代わりに近くのお正月を盛り上げて、クリスマスのつきものであったモミの木、星、プレゼントもお正月に移ってしまった。

その結果、ぐちゃぐちゃになって我々がオリビエサラダのようなぐちゃぐちゃの持ち主となった。

そして特別な期間が3週間も続いている。

12月25日のカトリックのクリスマスから旧正月まで。





14. Avos`ka 「もしかしてバッグ」

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© komsomol-museum

昔の人が初めて、動物の筋を編み込んで容器を作ったのはいつなのか分らない。

仕事帰りにもしかして珍しいものが見つかるかもというときのためのものである。

その名前が初めて出てきたのは、大人気コメディアンのRaikin氏の話の中。1935年に出てきた。「これはAvos`kaだ。もしかして今日その中に入れられるかもしてない」と。





15. 住所は逆

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© marki
人と国とどっちが大事?
個人と社会とは?個か組織か。

哲学者がこれらの問題を解決しようと悩んでいるが、ロシアの郵便局がそれらの疑問にとっくに答えている。

ロシアだけが住所を書くときに国、町、通り、家の番号を書いてからやっと名前を書くという。

世界中の他の国では、まず宛名を書いて、そのあとでその人がいる場所を書くことになっている。でもロシアの方が郵便局の人にとって楽だ!





16. 活性炭

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© maximonline
吸着効率があり、ついでに胃酸を和らげる効果もあるから素晴らしいものである。

だから胃の病気になったらそれを飲んでいる。

しかし外国の医者たちはそれにいろいろ混ぜて隠そうとしている(目の前の白い薬が何からできているかぜったい当てられない)。

ロシアの素直な売り手だけが手を汚す真っ黒な薬を売っている。でも効くからいいのさ。





17. 「何?どこ?いつ?」とKVN

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© chgk
色々なゲームやクイズ番組がたくさんある。

しかしその中に二つだけがロシアオリジナルのものである。あとは全部外国の真似。

2つしかない!でもその分最高でみんなに好かれている。





18. イースターエッグを玉ねぎの皮で色づける

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adme

貧乏だから。ロシアの農民は染料を買うお金なんてなかった。なので家にあったものを使っていた。

卵に糸を巻いて色をつけるときれいな模様もできたりする。
ちゃんと玉ねぎの汁でつけられた卵の方が普通のよりおいしい。





19. Podstakannik

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© podstakanik
ガラスが高かったころ、コップを守るPodstakannikがとても人気であった。

ガラスが安くなったら、Podstakannikたちが人間とお別れをして舟に乗って素敵な歌を歌いながら魔法の国へ泳いで行った。

それは全世界で起きたが、一つの国だけ違った。

その国の人は列車に乗る時間が長い。そして列車で旅行していると、とてもお茶をのみたくなる。

ここでPodstakannikの出番だった!列車で欠かせないものであると分かった。

そしてみんなが列車の飲み方に慣れてしまって、家でも使うようになった。





20. 蕎麦の実

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vitaportal

名前からすればギリシャ由来じゃないかと思うけど、やっぱりロシアのものである。

昔の人が蕎麦の実を食べていた証拠はアルタイ山脈にしか残っていない。

そこの古代のお墓の中に石になった蕎麦の実がたくさんある。そこからアジアに移ったと考えられる。

日本人と中国人だけがそれを粉にして小麦粉と混ぜて料理に使っていたが、他の民族はあまり食べていない。

専門家によると、蕎麦は子供のころから食べないと、変な味に感じてしまうという。

だからロシア人以外誰もあまり食べないわけだ。

ヨーロッパとアメリカの自然食品の店で時々売っているが、それを見ると涙が出る。

なぜかというと、その蕎麦は煎っていなくて緑色で使えないからだ。





21. 中に開くドア

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youtube

ソ連のドアが中に開くのは、KGBにとって開きやすいからという話はウワサにすぎない。

KGBが来たら人が自らドアを開くんだから。

このような開き方は北の地方では一般的である。

一晩で雪が2メートル積もったら、どうドアを作ればいいかすぐ分かる。

春が来る前に家を出たいのであれば。





22. Rassol

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sloosh
ピクルスの汁ならどこにでもあるけど、キュウリの塩漬けの汁はどこにもない。ロシアだけ。

なぜいまだ輸出していなくて、パイプが作られていないのか謎である。

飲んでいるのはロシア人だけ?それともこの秘密をぱくって二日酔いに悩まされている世界に広める勇者がまだ現れていないだけなのか。





23. 3月8日、2月23日

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maximonline
ペアになっている祭日は他にどこにもない。

日本に女の子の日と男の子の日があるくらい。

でも日本のは子供の日だけど、ロシアは全員の日である。

この二つの日のもともとの意味をみんな忘れてしまっている。

働いている女性の日(3月8日)に一生で5分も働いていない女性でもプレゼントもらっているし、ロシア軍隊の日(2月23日)に軍隊をさぼった人でも靴下やらネクタイやらのプレゼントを避けることができない。





24. Zelyonka

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© whatithinkabou
ロシア全国でZelyonkaを持っていない家庭なんてないと思う。

魔法の薬であって、つけたらなんでも治る。

Domodedovo空港やSheremetievo空港から毎日数百のZelyonkaの瓶がどこかへ飛んでいく。

行先は、Zelyonkaのことを知らない文明のないかわいそうな人たち。

欧米の医者たちが患者の内どれがロシア人なのか、体についている不思議な緑色のシミで見分けられるようになった。

そして見分けられるようになった瞬間に大騒ぎになった。

なぜかというと、その緑色のものが身に着けるどころか遠くから見るだけでも体によくないからである。

それ以来外国の様々な委員会がZelyonkaを生産中止させるように頑張っている。

しかし我が国では、産科学の教科書に、乳首が乾燥で割れないようにZelyonkaをつけなさいと書いてあるので、外国の委員会のそういう動きはひどいものだとしか言えない。


Zelyonka(Зелёнка):赤チンのようなもの。





25. 松の実

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© hheadd
体に一番いいナッツを食べるのはロシア人。

驚くことはない。国民の食事に現れるためには、その国に数千平方メートルのタイガが必要である。

松の実は人工的に木を植えて作ることはできない。作ったとしてもあり得ない値段がする。

その木を植えてから50年たってやっと10粒の実をとれるからだ。

今現在ロシアは松の実を輸出しているけど、外国人にそこまで愛されていない。慣れていないからだ。







25 советских вещей, о которых не слышали за границей

adme.ru/zhizn-nostalgiya/25-sovetskih-veschej-o-kotoryh-ne-slyshali-za-granicej-677305/














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