米の産地偽装 元社長不正容認08月29日 12時28分
3004176611_20140829123919.mp4
三重県四日市市の米の卸売会社が、中国産を混ぜた米を国産米と偽り、販売したとされる事件で、逮捕された元社長が最近の調べに対し、「会社が産地偽装をしていたことを知っていた」などと、不正を容認していたことを認める供述を始めたことが警察への取材で分かりました。
三重県四日市市の「三瀧商事」の元社長、服部洋子容疑者(78)ら4人は、去年4月、中国産を混ぜた米137トン余りを、国産米と偽って表示し、販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで、8月14日に逮捕されました。
服部元社長は、当初、容疑について「私は関係ない」と供述して否認していましたが、警察によりますと、最近の調べに対し「会社が産地偽装をしていたことを知っていた」などと、不正を容認していたことを認める供述を始めたということです。
また、ともに逮捕された会社の元幹部2人も、元社長が偽装を知っていたという趣旨の供述をしているということです。警察は偽装が行われたいきさつや、元社長の関与について、さらに調べを進めています。