下山祐治
2014年8月31日17時33分
「お~いお茶」で知られる伊藤園が、緑茶飲料を開発して今年で30年になる。小さなお茶屋を、日本を代表する飲料メーカーに育てたヒット商品は、健康志向を背景に成長を続け、いま、海外にも羽ばたこうとしている。
■540円のプレミアム緑茶も発売予定
駿河湾に近い台地に、お茶畑が広がる静岡県牧之原市。伊藤園の工場では、作業着をまとった社員が、入れ方を少しずつ変えた新商品を、何度も何度も試飲している。10月下旬に予定する「プレミアム緑茶」の発売に向けた準備だ。
緑茶飲料30年を記念した商品。375ミリリットルで価格は税込み540円になる。「本格的なお茶好きで、お金も持っている40~60代を狙う」という。
地元産の新茶を光をさえぎった状態で半年寝かせ、味をまろやかにする。小型の瓶を容器に使って高級感も演出する。500円超という値段は、業界を見渡しても最高クラスだ。
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