タブレットの現状などなどについて思う

2014年9月1日 12:05 AM 0 comments


WINタブ放置して相変わらずNexus7で漫画読んだり動画見たりしてるraf00です。

タブレットの売上は先進国市場で早くも横ばいへ、騒がれたわりには…
タブレットの終わりがあっけなくきたわけを、こう推測しました | More Access! More Fun!

タブレットの売上が伸び悩みを見せていることに対して、「タブレットの終わり」を予見するエントリが上げられたようです。このエントリに対しては数多くの「オワコン厨出たよ」という反応が見られるのですが、個人的にもいろいろ思うところがあるので軽く。
さて、タブレット売上は当初想定よりも伸びなかったとはいえ、PCの販売数3億に対してタブレットの2億台という数はそれなりに検討していると言えます。
検討しているとは思うのですが…伸びきらなかったことで厳しいところは確かにあります。

例えば、有望な市場ではないと見て参入メーカーが減ってしまうこと。
例えば、タブレット向けのアプリを作る開発者が減ってしまうのではないかということ。
ただでさえ儲けるのが困難なアプリ市場の中でもタブレット向けアプリはどうしたって利用者数が少ないため、タブレットに全力で最適化したアプリ開発はインセンティブが少なく、スマホアプリに毛が生えた程度に留まったまま進んでしまうのではないかと危惧します。

またタブレットは個人利用以上に企業利用の可能性が大きい端末だと思うのですが、Windowsタブレットの数がそれなりに揃ってきたことでiOSやAndroidOSを使う意味がなくなりつつあります。
「オシャレな企業活動をしている会社ですよ」とアピールする必要がなければ、既存の資産をそのまま活用できるWindowsタブレットを使ったほうがよほど手軽ですし、「Ofiice使えりゃいいんだよ」的なところもあります。実際腰が重い大手企業でもWindowsタブレットの導入事例は増えつつあります。

というかまぁ、タブレットって中途半端な存在だよねとは思います。
実際、Nexus7を肌身離さず持ち歩いているraf00としても、動画を見る、電子書籍を読む、じっくりブラウジングをする、写真を人に見せる…といった程度で、ゲームやナビゲーションSNSや急な検索などはほとんどスマホ。
要するに「画面が大きい」というその1点でのみ使っている印象があります。
Winタブで画面分割を使ったりもしているのですが、その使い勝手はWindowsをノートPCとして使っているからこそというもので、iPadやNexus7で使えてもなぁ…というところは偽らぬところです。
それにタブレットの愛用者もスマホほどにはスペックに対して過大な期待はせず、概ね満足してしまっているのではないでしょうか?とすれば、スマホよりも長期間使われることになり、より売り上げ的には辛いことになりそうです。
んが、一方で、タブレットならではの未来というのもちょっぴり見られます。

海外でトヨタがダッシュボードにNexus 7を採用

車のダッシュボードにタブレットを据えられる、というのはすごく楽しみな未来です。
GoogleやYahoo!のカーナビアプリはだいぶ実用的なレベルになってきていますし、こうして別の機械のディスプレイとして使えるようになっていくと、セカンド端末として使いがいが生まれてくるのかもしれませんね。
そういえば、GoogleさんやMicrosoftさんがAd:techなどで毎回毎回「様々な電子機器にディスプレイが設置され、Wifiで接続されるマルチディスプレイ時代が到来する」という話をされていますが、いい加減現実になってほしいもんです。

つーか、128GBのタブレットとか出てきてくれませんかね。電子書籍と動画をひたすらぶっこんで持ち歩きたいので。あと全端末、MicroSDカード接続できるようになってほしいっす。マジで。