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2014/08/31
ニュース

監督交代に関する会見時の野々村社長質疑応答全文

監督交代に関する野々村社長からのメッセージ


(監督交代は何故このタイミングか?)
『クラブとしては、チームが良い方向に向かっているかどうかを見てきて、数字の通りボールを持てる時間も増えてきて、良いサッカーもできている。その次は勝つ確率がどれぐらいあるか、私の中ではこの2~3ヶ月間見てきて勝てない時もあって、残り14試合、4位との勝点差が13、6位との勝点差が7で、4位を目指すと残り試合より勝点差が上回ってしまうと、サッカーの世界では厳しい状況だというのもあり、現実的に考えてもそこまで届く可能性もあるということで、栃木戦の夜、何か変えなければいけないというところの決断をしました。』

(財前氏には、事前にこの試合に勝てなければ等の条件は伝えていたのか?)
『そういうような話は一切ありません。伝えなくても、いろいろなプレッシャーがあるなかで、財前氏もやっていたので、そういうようなアプローチの仕方は、したくもありませんし、していません。財前氏に伝えたのは、栃木戦の翌々日です。』

(バルバリッチ監督に対して、選手起用についての要望はしているのか?)
『こちらから伝えなくても、監督が代われば起用される選手が変わるのが普通なので、そこは監督が決めるべきだと思いますが、選手の特徴を把握しないまま指揮をとることになるので、いろいろな情報はコーチングスタッフから伝えますし、自分もわかる範囲で伝えようとは思います。クラブの方向性はしっかり話して、一緒に良い仕事ができるようにしていきたいと思います。』

(バルバリッチ監督の今後のスケジュールは?)
『まだハッキリ決まっていませんが、9月の2日か3日にクロアチアを発てるということは本人から言われていて、飛行機の調整しているところです。2日に出発できれば、3日に日本に着くので、グラウンドに立てるのは、最短で4日になるのではないかと思います。そうなると、6日の試合には事実上間に合いますが、先ほどの理由でハッキリ状況を把握できていないので、おそらく熊本戦と長崎戦は、名塚が指揮をとることになります。』

(バルバリッチ監督とワールドカップ関連の仕事で一緒になった時には、コンサドーレ札幌の話はしましたか?)
『自分もこういう立場になるとは想像もしていない時期だったので、まったくです。ただ、サッカーの話をすると、面白い感性があるなという感じは受けました。以前、愛媛を率いていた時は、戦力の問題はあったにせよ、しっかりボールを大事にしたいということと、どうやったら勝てるかという戦力的な部分も含めて良い仕事をしていたと思います。コンサドーレでいえば、若い選手も大勢いますし、そのなかで財前氏も良い仕事をしてくれていて、そこは継続しなくてはならないと思っているので、現在横浜F・マリノスにいる斉藤学が愛媛にいた頃、彼が国内でもすごいなと思わせるプレーをし始めたのはその頃だったので、そういうところの実績も考慮しました。札幌で言えば、荒野、奈良、深井、小山内という可能性がある選手がもっと伸びる可能性があるというところもバルバリッチ監督には感じています。』

(バルバリッチ監督はチーム状況を変えられる?)
『当然です。3~4年、日本にいたので、また日本で仕事がしたいという気持ちが強いのと、自信があるから3~4ヶ月で結果を出すと言ってしまえるところが面白いと感じています。』

(はじめから、外国人監督で検討していたのか?)
『はじめは日本人監督かなとは考えていましたが、このタイミングでより良い選択をしようと思った時には、海外にも目を向けないといけない。とはいえ、我々が知っている人となると、人数は限られていたので。特に日本人でなくてはならないとは考えてはいませんでしたし、絶対に海外の人だなという考えもありませんでした。一番良い選択をしたら、バルバリッチ監督になりました。』

(バルバリッチ監督に課す目標は?)
『まずは6位との7ポイント差をひっくり返し、プレーオフに出るというところが、一番具体的で現実的な目標になると思います。』

(バルバリッチ監督はコーチ陣を連れてくるのか?)
『現在のスタッフは良い仕事をしているので継続します。当然、新しい通訳は加わることになると思います。コーチ陣に関する要求はバルバリッチ監督からもありませんでした。クラブとしては財前氏が行っていた若い選手を伸ばすというところも継続しなければならないので、バルバリッチ監督の下でコーチとして財前氏をという話にも、まったく問題ないと彼も言っていたので、このコーチでなければならないということは彼の中にはないです。』

(名塚コーチはS級をもっているのか?協会は承諾しているのか?)
『名塚はS級を持っていません。なので、協会と様々な話をする中で、そこをクリアするのに時間がかかってしまいましたが、最終的にはバルバリッチ監督も決まっていますし、問題ないということで協会からもOKをもらいました。』

(内村選手と石井選手は直接指導を受けていましたよね?)
『内村は数ヶ月、石井に関しては数年間愛媛で一緒です。過去の監督会見を見ると、石井に関しては厳しい評価をしていたので、そこもいい刺激になるのかなと思います。石井はどう思うかわかりませんが。日本人からすると、そこまで言わなくてもということを、狙って発信する方なので、チームがメンタルの部分で大きく変わる可能性は十分にあると思います。』





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