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「偏差値より中身の大学」の敗北

大きな時代の変化を感じている。

かつて私が、「偏差値は低いけど、良い教育をしている大学」として、著書やブログでほめていた大学が、次々と定員割れを起こし、受験市場で評価されなくなってきているのだ。

現実はものすごくシビアである。かつてこうした大学は、「教育を中味で選ぶ」方針のもと、学力や偏差値にとらわれず、マッチングに成功した良い学生を獲得できていたが、今や定員割れ続出だ。

就職状況も悪化している。高校の立場から見れば、「低偏差値で中身が良い大学」よりも、「入りやすくなった知名度の高い上位校」に生徒を送るのは当然である。きわめて事態は深刻だ。

だが、何より問題なのは、当の大学側が、こうした時代の変化をとらえていないことである。かつては定員割れしていないことを私に自慢していたのに、いつの間にか、「定員割れはしているけど、経営状態は良好ですよ」と私に言うようになる。自分でハードルを下げているのだ。こうした大学は、「選ばれない大学」になっていることに気が付いていない。

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