こんにちは。ふくろです。
「失格人間ハイジ」に続いて漫画ネタです。
最近フィルムカメラにハマってからというもの、頭の中がカメラでいっぱいになっています。
カメラの入門書を読むのも飽きてきて、広大な情報の海に漕ぎ出て、無限の大海の中からカメラ好きに合った漫画を探してみました。
それがこちら!↓
(引用元:彼女とカメラと彼女の季節 / 月子 - モーニング公式サイト - モアイ)
作者:月子
5月14日生まれ。岩手県出身。
2000年に「別冊ヤングマガジン」にてデビュー。その後「ヤングアニマル嵐」「マガジンSPECIAL」「FEEL YOUNG」等で連載や読み切りを発表し、「モーニング・ツー」にて久々の連載作『彼女とカメラと彼女の季節』を開始。
ふくろはこの作品で初めて知りましたが、同じ東北民ということで妙な親近感。
あらすじ
あかりは高校3年生になったばかり。新しくできた友人たちともうまくつきあい、表面的にはクラスに馴染んでいるように見えるが、なんだか心がここにない。そんなとき、同じクラスにいながらクラスの誰とも交わろうとしない美少女ユキと、彼女の趣味であるカメラを通じて仲良くなり……。
舞台は岩手県のとある市にあるごくごく普通の共学高校。恋愛漫画は好きですが、高校生の話なんてもう遠い話・・・懐かしみながら読みました。
主な登場人物は3人で、物語は基本このメンバーで進んでいきます。
・ユキ...短髪美人のミステリアスなカメラ女子高生。記事上の画像の子です。
・あかり...同性のユキに恋をしてしまう(普通だった筈の)女子高生。純粋で素直で一直線。
・凛太郎...イケメン。ユキの幼なじみ。でもあかりに好意を寄せている。
しかし百合なんですよ。今までこういった類の漫画は読んだことがなかったので、新境地です。
齢25にして百合デビューですが、実はあんまり百合要素は気になりませんでした。
話の大枠に百合恋愛のいざこざがあるけど、ストーリーを動かすための装置として「カメラ」も重要な要素となっています。
しかし恋愛漫画の性でしょうかドロドロです。
カメラ目的で読み始めましたが、恋愛部分だけ見ても普通に飛び抜けすぎてて面白い。
自分だったらこんな高校生活送れない・・・
ではカメラ漫画としては?
とんでもなくドロドロですが、読んでいて作者のカメラ愛がすごく伝わります。
趣味漫画だとよく「操作」「講座」的なエピソードがよくあるパターンだと思います。
でも、この漫画は知識は最低限に留めて、カメラを撮ることで何が見えるのか、カメラが自分にとってなんなのかということを、3人の関係の変化を通して読者に伝えてくれます。
カメラが物語推進装置としての役割を果たすタイミングも良いんですよね。本当にカメラの絡め方が秀逸だと思います。
カメラは撮る前にイメージしてから撮るというのは基本らしく、どうやって何を撮るかについては非常に入念に考えてからシャッターを押します。主にカメラ初心者のあかりを通して描かれる、シャッターを押すまでの心理描写も面白い。
そして撮った後にも見えるものがある。あかりやユキは撮った写真からも様々なものを感じ取り、行動に移していく流れが昼ドラ並みにわくわくできる展開で大変素晴らしいです。
あかりはユキのススメからカメラを始めますが、撮るときに「自分しか撮れないもの」を非常に意識していて、技術については自分で勉強じゃなくて、ユキに教えてもらってばかりです。しかしなんというか嗅覚が凄いというか、作品と自分の人生と重ねるのが上手いというか、きっとセンスがあるのでしょう。
ユキはその反対かもしれません。「何故技術はあるのに望んでいる作品が作れないのか」を探っているように思えました。頭が良い彼女が技術の先にあるものを見つけた後の展開もなかなか凄いです。
ふくろのカメラ目線にあわせると・・・
ふくろもカメラ始めて1ヶ月も経ってないぐらいのふにゃふにゃ初心者ですが、「自分しか撮れないもの」について考えますが、うーむ難しい。。。究極の問いのような気がします。
また、働いていると「日頃忙しい中わざわざ打ち込む意義」について、少し考えてしまいます。「自分しか撮れないもの」と思えるものを求めて、(技術はゆっくり勉強しながらつけていくつもりですが)とにかく今は撮り続けるしか無いかなーと思います。
あと「深いな」と思ったのが、自分が好きで続けている趣味のやり方が、いかに自分が現実と向き合わないようにしていたかを認識させる描写が若干刺ささるところがありましたね。
カメラを使っていると人にどう向き合うかって変わりますね。自分は人を撮りたくて、知り合いを撮るのも恥ずかしいぐらいだけど、「良い写真を残すためには」と考えると、人とコミュニケーションを取らなくてはいけないし、じゃあ人の良い表情とか行為とか動作ってなんだ、とも考えてしまいます。
蛇足ですがこれはちょっとショックでした・・・↓
日刊ゲンダイ|「着衣の全身撮影」で逮捕 不用意に女性を撮影してはいけない
他に読んでみたものをちらっと
他にあるカメラ漫画「東京シャッターガール」も読んでみましたが、アマゾンレビューにもある通り、「街の観光ガイド」「孤独のグルメのカメラ版」のような印象だったため、全2巻なのに1巻で止まっています・・・
どろどろ三角関係より、ほっこり落ち着きたい人は「東京シャッターガール」の方が良いかもしれません。
とにかくカノカメおすすめだよ!
ちなみに、コミック/kindle版では、「カノカメコラム」と呼ばれる劇中で出てくるカメラの解説があるので、欲しくなかったカメラまで欲しくなります(´;ω;`)
安くても良いから二眼レフとか二眼レフとか・・・二眼レフ高いよ・・・ローライローライ・・・
カメラ初心者&未経験者にも読みやすいですし、カメラ玄人にもきっと楽しく読めると思います。
おすすめです!第1話だけですが、ここのサイトで読めるのでぜひお試しください!↓
彼女とカメラと彼女の季節/月子 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
全4巻です!9月に5巻も出る予定!
1〜4巻セットもあるよ!
ふくろ