だが、シリア以前に「国際社会」から無視されていた「政権の暴虐」はあったし、その無視・放置がさらなる暴虐を招くということも生じてきた。いわゆる「アラブの春」におけるその顕著な例はバーレーンである。
No consequence when #Bahrain expelled US rights envoy so now it arrests @MaryamAlkhawaja. http://t.co/MfXs5ljz96 pic.twitter.com/HnmOKEzmbH
— Kenneth Roth (@KenRoth) August 30, 2014 Human Rights Watchのケネス・ロスさんが書いているとおり、マリアム・アルカワジャさんが当局に逮捕され、3件の罪で起訴された。いずれも重罪だ。
マリアムさんはかつてバーレーン国外で亡命生活を余儀なくされていたアブドゥルハディ・アルカワジャさんの娘としてシリアで生まれ、亡命が認められたデンマークの市民権を有し、デンマークのパスポートで世界各地でバーレーンの人権状況について報告するという活動を行なっている。
そのマリアムさんがバーレーンに戻ったところで、空港で身柄を押さえられ、市民権はないと言われ、「国王侮辱」などで起訴された。以下はお姉さんのザイナブさんの報告。
My sister @MARYAMALKHAWAJA who has been held at Bahrain airport since last night is now being transported to the public prosecution #bahrain
— angry arabiya (@angryarabiya) August 30, 2014 1 of the charges against her is the Wanted for Justice campaign which named some of the most infamous criminals in the country #bahrain
— angry arabiya (@angryarabiya) August 30, 2014 The 2nd is insulting the king.. and the 3rd assaulting the police, which in my experience probably means she has been beaten #bahrain
— angry arabiya (@angryarabiya) August 30, 2014 ザイナブさん、マリアムさんのツイートはすでに下記にアーカイヴしてある。
「この手紙が公開されたということは、当局が私の入国を拒んだという意味です」〜バーレーンでの闘争
http://matome.naver.jp/odai/2140942010572073401
ここ↑もアップデートしていきたいと思うが、それより、ザイナブさんのツイッターをフォローしていただいたほうがよい。
https://twitter.com/angryarabiya
「アラブの春」という名称が使われるようになったころ、米政権にかなり近いところで専門家として活動していたマーク・リンチさんは、2013年にエジプトがああなるなどして「アラブの春」が絶望的なニュースの出所になる前に、バーレーンについて何度か「一連のアラブの春で最も悲劇的」と述べていた。最も真の意味での「民主化要求運動」(王制に対する要求。政権転覆ではなかった)で、「平和的」(非武装)な運動は、政権によって叩き潰され、「国際社会」も事実上一顧だにしなかった。ドライバーの何人かが異議の声を上げるなか、F1は平然と開催され、何事もなかったかのように「欧米」からの支援は続いている。