佐藤幸徳
2014年8月31日13時57分
芋焼酎「黒霧島」で知られる焼酎メーカー大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は28日、国内初の「サツマイモ発電」に9月から参入すると発表した。焼酎を造る過程で出る焼酎かすや芋くずを発酵させ、発生したバイオガスを発電に活用する。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を使い、全て九州電力に売る。
約13億円を投じ、バイオガスで発電するオーストリア製の発電機3台を設置。試験運転を始めており、9月中の本格稼働を目指している。年間発電量は一般家庭約千世帯分に相当する約400万キロワット時を見込む。売電収入は年に約1億5千万円。採算がとれるのは2027年ごろになるという。
同社は06年に焼酎かす400トンをバイオガス化するプラントを建設。11年にも増設し、国内最大級のプラントで焼酎かすのリサイクルに取り組んできた。焼酎の製造工程で使う蒸気ボイラーの熱源などに活用しているが、発生するガスの量の半分程度しか活用できておらず、ガスを余さずに利用する方法を模索していた。同社の生産本部グリーンエネルギー部の田原秀隆副部長は「焼酎かすはもともと、農家の方が一生懸命つくってくださったサツマイモ。一番いい方法が選択できた」と話した。(佐藤幸徳)
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