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「艦これはプレイヤーが戦闘をコントロールできなさすぎる。乱数の範囲が大きすぎる、運ゲーである」といった意見を聞くことがある。
しかし、上級司令部の仕事は、現場の艦娘たちが戦闘に突入するまでの準備を万全にしてやることであって、いったん戦闘に突入したら、その先の戦闘は現場の艦娘たちのものだ。戦闘じたいがどう転ぶかは戦いだから勝つこともあれば負けることもある。
本来、戦闘は、上級司令部が後方から指図を出してマイクロマネジメントするものではない。
上級司令部は、勝ったら現場を褒め、負けたら自分の責任と考えるべきだ。
そう解釈することで、攻撃のターゲットがおかしかったり羅針盤で迷子になったりしても、現場の艦娘たちの奮闘していることと解釈できる。
現場では現場での都合があるのだ。彼我の陣形や操艦によってうまく接近できず遮蔽されたり、天候や針路によって会敵できなかったりしている。艦これはそうした上級司令部の見ていない現場の事情と都合を乱数で表現しているのだ。
艦これの艦娘たちを一般的なRPGのキャラクターたちのように考えると、非常に操作性の悪い駒であり、また乱数の範囲設定が広すぎる運ゲーだが、そう解釈する必要はない。提督は戦闘を現場に任せる上級司令部であり、艦娘は提督の駒ではないからだ(ゲームだから実際には駒だけど)
ダメージの配分を管理できるＲＰＧならば、火力資源の無駄となるオーバーキルを嫌いますよね。低火力ユニットはその調整役を担当しています。つまりＲＰＧのほうが、低火力の艦娘にポジションを明確に与えられるので、好きな娘を連れ回して愛でやすいと。