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UPDATE 1-反動減長期化し回復基調弱くなるか、しっかり見ていく=甘利担当相

2014年 08月 26日 19:19 JST
 
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(内容を追加しました)

[東京 26日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は26日、8月の月例経済報告を受け、消費増税後の反動減が長期化し、景気の回復基調が弱くなるかどうか、しっかり見ていかなければならないと述べた。月例経済報告関係閣僚会議後の会見で語った。

甘利経済再生相は月例経済報告で景気判断を据え置く一方、先行きのリスクとして、駆け込み需要の反動の長期化に言及したことに関連して、「反動減が緩やかになり、底打ちし、回復に向かうという動きをしっかり見ていきたい。7─9月は民間でも4%くらいの成長をみているが、それに近い軌道をきちんとたどるかどうかが大事だ」と指摘した。

足元の反動減の状況に関しては「駆け込みと反動減は消費増税時には起きる現象だ。平準化したものが前の期よりプラスに働いているということは、景気は上昇に向かっていると言える」とした上で、「その後、きちんと回復していくかを注視するのが大事だ。月次データをしっかり見ていきたい」とした。

緩やかな回復基調が続くとの判断を据え置いたことについては「消費マインドの改善、設備投資計画が高めであること、反動減に収束の動きもあることなどを総合的に判断した」と説明した。

4─6月期の国内総生産(GDP)を受けて民間機関の今年度成長率見通しが下方修正され、政府見通しの1.2%とかい離してきていることについては「1.2%達成には次の期以降、相当力強い回復が前提条件になる。それを是非期待したい」とする一方、「現時点でそれが達成できる、できないということに言及するのは時期尚早だ」とした。

また、甘利経済再生相はこの日、7月25日の経済財政諮問会議で設置を了承した政策コメンテーター委員会の委員12人とコメンテーター49人を決定したと発表した。景気動向をきめ細かく把握し、政策課題のあり方について幅広い知見を集約するのが狙いで、第1回の委員会は9月にも開催する予定。

政策コメンテーター委員会の会長は経済財政諮問会議の民間議員でもある伊藤元重・東京大学大学院経済学研究科教授が務める。

(石田仁志 編集:山川薫)

 
 
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