ベネズエラ、原油確認埋蔵量でサウジを抜いて首位
6月14日(ブルームバーグ):ベネズエラは原油確認埋蔵量でサウジアラビアを抜き首位に立った。10月の選挙で再選を目指すチャベス大統領は開発政策を推進することを公約している。
英BPが13日に発表した世界エネルギー年間統計報告によると、ベネズエラの原油埋蔵量は昨年末現在で2965億バレルと、サウジの2654億バレルを上回った。前回の報告では、ベネズエラは2112億バレルだった。
12日にベネズエラ政府が発表した計画によると、原油生産能力を2019年までに2倍以上の日量600万バレルに引き上げる方針。原油価格は先月、15%下落し下落率としては08年12月以降で最大となった。欧州債務危機で世界の景気回復が水を差されるとの見方が強まった。
ベネズエラのラミレス石油相は、原油価格について1バレル当たり100ドル以上になる必要があると述べた。ラミレス氏は12日、石油輸出国機構(OPEC)総会が開かれたウィーンで、最近の価格下落は生産国にとって危険だとの認識を示した。
原題:Venezuela Overtakes Saudis to Hold World’s Biggest OilReserves(抜粋)
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更新日時: 2012/06/15 10:04 JSTニュース一覧
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