オスプレイ:佐賀市で配備反対の総決起集会 600人デモ

毎日新聞 2014年08月30日 20時32分(最終更新 08月30日 20時56分)

佐賀空港へのオスプレイ配備反対のシュプレヒコールを上げながらデモ行進する参加者たち=佐賀市で2014年8月30日午後0時14分、松尾雅也撮影
佐賀空港へのオスプレイ配備反対のシュプレヒコールを上げながらデモ行進する参加者たち=佐賀市で2014年8月30日午後0時14分、松尾雅也撮影

 政府が陸上自衛隊に導入予定の垂直離着陸輸送機オスプレイなどの佐賀空港(佐賀市)配備計画に反対する総決起集会が30日、佐賀市であり、参加者は「事故が起こってからでは遅い」などと計画撤回をアピールした。

 佐賀市役所前の公園に市民や九州各県の労働組合員ら計約600人(主催者発表)が集まった。主催した佐賀県平和運動センターの原口郁哉議長は、地元の理解を得る前に防衛省が来年度予算の概算要求に関連経費109億円を計上したことを批判した。「立憲主義を破壊し、国民よりも国家が優先される社会を目指している」と訴えた。

 沖縄県平和運動センターの大城悟事務局長は「オスプレイ配備を止める思いを広げ、世論をつくり出さねばならない」とアピールした。参加者は「熱気球の街・佐賀にオスプレイはいらないぞ」などとシュプレヒコールを上げ、県庁までの約2キロを行進した。【松尾雅也】

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