27日放送の「スーパーニュース アンカー」(関西テレビ)で、独立総合研究所社長で作家の青山繁晴氏が、日本の外交が転換期を迎えていると指摘している。

番組で青山氏は「敗戦後の日本外交を大転換する。うまくいけばそのキッカケになる」として、11月に予定されているロシアのプーチン大統領訪日を取り上げた。

青山氏は、アメリカがプーチン大統領の訪日中止に圧力をかけるなか、安倍晋三首相はプーチン大統領の受け入れを決断したとコメント。

青山氏が「政権の中枢の人々」と議論をするなかで、安倍首相の親書を森喜朗元首相がロシアに行きプーチン大統領に手渡しすることが分かったのだと明かした。さらに、その親書は既に書かれており、そこには「予定通り日本にいらしてください」と書かれていると解説。

青山氏は「敗戦後こんなにハッキリと現れてくるのは初めてのケース」と評し、プーチン大統領の訪日を受け入れるということについて、「『日本のひとり立ち』を、少なくとももがきながら模索しようとする動きであることは間違いない」と語った。

最後に青山氏は「親書が無事にプーチン大統領に届くのか、そしてその結果11月にプーチンさんがやってくるのかどうか。これはまだ確定とは言えない」「実行できるかどうかは、私たち国民の支え」だと熱く語った。

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