中京0-0崇徳 延長45回でも決着せず
<全国高校軟式野球:中京0-0崇徳>◇30日◇準決勝◇明石トーカロ
2日続けてサスペンデッドゲーム(一時停止試合)になった中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)の一戦は、延長31回から再開。延長45回、0-0でまたしても決着せずサスペンデッドに。明日31日に持ち越された。
31日の延長戦は9回まで。これでも決着がつかなかった場合は抽選で勝者を決める。勝ったチームは同日引き続き行われる決勝戦で三浦学苑(南関東・神奈川)と対戦する。
31回から45回までこの試合も無得点。崇徳は34回裏に無死三塁の好機があったがスクイズ失敗などでサヨナラを逃した。
2日間で30回を投げ抜いた中京・松井、崇徳・石岡の両投手がこの日も先発、最後までマウンドを降りなかった。
松井は45回を投げ24安打無失点で635球。石岡も45回を投げ19安打無失点で617球を投げ抜いた。
両校は28日に15回まで戦い、0-0。翌29日に16回から再開したが得点が入らず30回で再びサスペンデッドゲームになった。
同大会は日程の消化を優先させるため、延長15回で引き分け再試合ではなくサスペンデッドゲームを採用。日本高野連によると、これまでの最長は1981年の大津(山口)-口加(長崎)戦と83年の平工(福島)-松商学園(長野)戦で記録された25回だった。
これまで最も長い延長戦とされているのは1983年(昭58)9月20日に行われた天皇賜杯全日本軟式野球大会決勝で、ライト工業(東京)が延長45回の末に田中病院(宮崎)を2-1で下して優勝。8時間19分の死闘に敗れた田中病院の池内雄一郎投手は1人で522球を投げた。
3日間のイニングスコアは以下の通り。
<28日>
中京000000000000000=0
崇徳000000000000000=0
【中】松井(15回、10安打、215球)
【崇】石岡(15回、5安打、177球)
<29日=16回から再開>
中京000000000000000=0
崇徳000000000000000=0
【中】松井(15回、9安打、217球)
【崇】石岡(15回、6安打、214球)
<30日=31回から再開>
中京000000000000000=0
崇徳000000000000000=0
【中】松井(15回、5安打、203球)
【崇】石岡(15回、8安打、226球)