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厚労相「医療費総額の抑制に努力」
8月29日 13時57分

田村厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、平成25年度に国民が医療機関で病気やけがの治療を受けるのにかかった費用の総額が、概算で39兆円を超えたことについて、医療保険制度の持続可能性を損ないかねないとして、抑制に努める考えを示しました。

昨年度・平成25年度の医療費は、概算で39兆3000億円で、前の年度に比べて8500億円、率にして2.2%増え、過去最高になりました。
これについて田村厚生労働大臣は記者会見で、「医療費の伸びは高齢化や医療の高度化などの影響でしかたのないところもあるが、持続可能性の面から大きな課題だ」と述べ、このままでは医療保険制度の持続可能性を損ないかねないという認識を示しました。
そのうえで田村大臣は、「無理に抑制すると患者の症状が悪化して、逆に医療費が伸びてしまうおそれもある。診療報酬明細書=レセプトなどのデータを生かして、医療費の伸びを抑制していきたい」と述べ、レセプトのデータを活用して過剰な診療や投薬を防ぐ取り組みを進めるなどして、医療費の抑制に努める考えを示しました。

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