「第3のビール」より税率の高い発泡酒として出直したサッポロビールの「極ZERO」(ゴクゼロ)が、好調な売れ行きを続けている。その人気にあやかろうと、ライバル3社は9月2日、極ZEROと同じ「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」をうたう発泡酒を一斉に発売する。これまで落ち目だった発泡酒に再び注目が集まっている。

 サッポロが昨年6月に発売した極ZEROは、人々の健康志向にのって人気を集め、安さで伸びていた「第3のビール」市場をさらに広げた。しかし、製法が「第3のビール」にあたらない可能性があると国税庁から指摘され、7月に発泡酒として再出発した。

 酒税の税率引き上げで20円ほど値上げしたが、この一件で知名度がさらに上がり、7月の売れ行きは計画を1割上回った。8月も好調を続けている。

 刺激を受けたサントリー酒類とキリンビール、アサヒビールも新しい発泡酒を投入する。発泡酒は「第3のビール」に比べつくり方に制約が少なく、麦芽に含まれるプリン体や糖質を取り除いたり、プリン体の発生を抑えたりしやすい。