シミュレーターによる雲中飛行トレーニング
最近、小型飛行機による事故が多発しておりますが、この中のかなりの部分が
心ならずも雲中飛行になってしまった事が原因の一つとも考えられます。
止むを得ずこの様な事態に陥ってしまった時、例えIFRの免許を所持していなくても
ある程度の雲中飛行の経験を積んでいれば、落ち着いて対処することが出来、事故になる
可能性もずっと少なくなります。
AOPA JAPAN では、このような事故を少しでも減らすことを意図して、シミュレーターによる
雲中飛行のトレーニングを企画しました。
このトレーニングは、航空振興財団が所有する「GAT−2トレーナー」を使用して計器飛行気象状態に
遭遇した時の経験と、回避要領についての訓練を行います。
- 1 訓練科目
- (1)計器気象状態に遭遇した場合の回避要領
- (2)計器飛行証明取得訓練
- 2 訓練の実施
- (1)計器気象状態に遭遇した場合の回避要領
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ア 飛行中予測に反して計器気象状態に遭遇した場合の飛行要領
計器に依存した飛行への切り替え要領
飛行計画の切り替え(飛行コース・高度・目的地の変更
ATCの活用
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イ 訓練の方法
GAT-2の視程を変化することで、状況の判断を演習します。
(タービュランス・風を変化することを含む)
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ウ 時間(1回1時間30分が基準で、4回が望ましい)
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エ ブリーフィング
飛行安全に対する計画・判断要領を訓練成果に反映
できるよう計画します。
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(2) 計器飛行証明取得訓練
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ア 自家用操縦士であっても、資格に付加するものです。
そのため真剣な訓練を実施しなければなりません。
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イ 訓練時間及び期間
調整して訓練を開始します。
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ウ 座学
訓練開始前に最低2日必要です。
シミュレーター料金一覧表
GATー2トレーナー |
1時間につき |
¥26、000 |
ヘリコプターHEL2 |
1時間につき |
¥48、000 |
AOPA JAPAN会員は10%引きです。
別途、消費税が5%かかります。
詳細は事務局にお問い合わせ下さい。
事務局電話番号 03ー3404ー1251
事務局FAX番号 03ー3404ー1351

GAT−2シミュレーターの前方スクリーンです。

セスナ310風のGAT−2シミュレーター操縦席
これは双発ですが、単発モードの訓練もできます。

訓練中のAOPA JAPANメンバー

今回の訓練に参加したメンバー
但し写真の撮影者は写っていません。
(ご意見ご感想などお気軽にどうぞ・)