韓国と日本、シンガポールの3カ国による競馬の国際レース「アジアチャレンジカップ2014」が31日、京畿道果川市のソウル競馬場で行われる。韓国で国際レースが行われるのは初めてだ。
韓国からは8頭、日本とシンガポールから各3頭、計14頭の馬が「アジア最強の競走馬」の座を懸けて対決する。今回のレースは1400メートルのコースで行われ、3歳以上の馬が出場する。賞金総額は2億5000万ウォン(約2560万円)、優勝賞金は1億3750万ウォン(約1410万円)だ。
日本とシンガポールは競走馬の国際セリ名簿基準委員会(ICSC)で、英国や米国などとともに最高レベルの「パート1」に分類される(原文ママ)競馬先進国だ。一方、韓国は現在のところ最も低い「パート3」だ。ハイレベルな日本とシンガポールの馬に挑む韓国最高の馬は「ワッツビレッジ」だ。
ワッツビレッジは昨年11月に日本で行われた第2回韓日交流競走で、日本の馬を抑えて優勝した。その優れた瞬発力を武器にトップを独占すれば、今回も奇跡を起こす可能性が高い。
韓国馬事会のヒョン・ミョングァン会長は「今回の大会をきっかけに、韓国競馬の国際化に向け努力していく。2016年までに5カ国が参加する国際レースに発展させていく方針だ」と語った。