さて、最近改めて分かったことだが、韓国では家族の絆が強い。地縁血縁関係を非常に大切にする。一族で秀でた人が一人出れば、家族、親族がその恩恵にあずかるというのは「常識」なのだそうだ。常識というか、それは善行とも考えられているようなのだ。
推測だが、韓国社会では、大切な価値観である「身内を大切にする」という行為が、国際社会ではそう解釈されなかった結果ではないか、と考えている。
もっともその後はこうした「同胞偏重」話を聞かないので、事務総長は堅実な組織運営をしているのだろう。何より、国連は「報道の自由」に代表される民主主義、自由で公正な社会の実現を看板とする組織である。
いずれにせよ、自分の、いや自国の常識が世間一般の常識や国際常識に照らしてどうなのか、という視点は忘れないようにしていきたい、と自戒を込めて思う。これを忘れると怖い結果を招きかねないと思うから。(最後はテーマへのこじつけのようでスミマセン)(kamo)
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国同士などの関係は微妙でも、韓国の友人は大切にしていきたいと思う中高年記者。
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【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。8月のお題は「怖〜い話」です