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【プロ野球】

藤浪4失点 虎自力V消滅

2014年8月29日 紙面から

1回裏無死、橋本(左)に先制ソロを許した藤浪=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◇巨人4−0阪神

 虎党が連勝を期待した左翼席。最後まで黄色いメガホンが打ち鳴らされることはなかった。今季ワーストタイの2安打に封じられ、今季9度目の完封負け。一歩後退の2・5差。自力優勝の可能性が消えた。

 4点を追った攻撃陣。沢村を捉え切れなかった。本塁どころか、三塁すら踏ませてもらえなかった。昨夜は3点ビハインドをひっくり返した粘りが、2夜連続の歓喜を呼ぶことはなかった。

 「4点のビハインド。精神的に楽にさせてしまった。それにしても、きょうは付け入る隙がなかった」。和田監督は素直に完敗を受け入れた。

 机上の計算ではあるが、29試合を残して自力Vの可能性が消滅した。「数字上のことなんでね。全く気にならないこと」と和田監督。2週間前と同じ1勝2敗。奪首をもくろんだ真夏の3連戦で、宿敵をトップの座から引きずり下ろすことに失敗した。近くて遠い山の頂。あらためてトップを極めることの難しさ、険しさを痛感させられた。

 最後は黒星で幕を閉じたが、長期ロードを11勝10敗で乗り切った。「苦しみながらも踏ん張ってこれた。甲子園に帰れるんで、もう一回詰めて勝負したい」。指揮官は自らに言い聞かせるように、こう結んだ。 (鈴木健一)

 

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