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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】ヤンキース、球団新9者連続安打 WC争いライバルのタイガースに大勝2014年8月29日 紙面から ◇ヤンキース8−4タイガース【デトロイト穐村賢】ヤンキースが記録的猛打でポストシーズン(PS)戦線に残った。27日(日本時間28日)、敵地でのタイガース戦で、3回に球団新記録となる9者連続安打をマーク。2012年のサイ・ヤング賞左腕デービット・プライス(29)をKOし、この回一挙8得点を挙げた。前日は連勝が5で止まったが、ワイルドカード(WC)争いのライバルであるタ軍に快勝して貯金は今季最多タイの「7」。2年ぶりのPS進出へ、常勝軍団が「全員野球」で勝ち進む。 つるべ打ちとはまさにこのことだ。3回、先頭のエルズベリーが右前へ放った一打が、猛打の始まりだった。2番ジーターが右翼線を破り、3番プラードは左前に運び、4番テシェイラも右翼線へ…。打ちも打ったり、1番から9者連続の“ヒットパレード”。2012年のサイ・ヤング賞左腕プライスを打ち砕き、ヤ軍ベンチはまるでお祭り騒ぎだ。 「いい気分だね。あれだけのヒットを集めるのは簡単じゃないけど、プライスにプレッシャーをかけることができた」。切り込み隊長として口火を切ったエルズベリーはしてやったりの表情。9連打は1990年の8連打を上回る球団新記録。ア・リーグ記録の10連打にはあと1本及ばなかったが、主将ジーターも「めったに起こることじゃないから、楽しかったね。それも球界を代表するプライスからだからね」と笑みを浮かべた。 開幕から得点力に難ありだった打線。今季、131試合中68試合が3得点以下だ。チームの524得点はリーグ13位。491打点も同14位。7月にはキャッシュマンGMが「打撃陣はシーズンを通じて貧弱」と酷評したが、ここ5試合のチームの平均得点は6・0点。活気が戻りつつある打線に、エルズベリーは「みんな次の打者へ、と思っている。打線がつながっているんだ」とうなずいた。 WCを争うタ軍との直接対決。前夜は連勝を5で止められたが、プライス攻略に6人の右打者を並べた打線も奏功してきっちりリベンジした。これでタ軍とは2ゲーム差。PS出場圏内の2位マリナーズにも2・5ゲーム差に迫り、ジラルディ監督も「前を走っているチームに勝てたことが重要だ」と満足そうな表情をうかべた。 シーズンは残り31試合。米放送局ESPN(電子版)によると、ジーターは「(PSは)厳しいという声があるが、そうは思わない。今日も勝ったし、明日も勝つ。やるべきことはそれだけだ」とラストスパートへ大号令。記録的連打で火が付くか。常勝軍団の巻き返しが、ここから加速する。 PR情報
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