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できごと
【岡田敏彦の軍事ワールド】「反日」で「もっと大きな軍艦を」…批判無視して欠陥「独島艦」の2号艦建造に走る韓国
韓国が「アジア最大の輸送艦」として喧伝する海軍の揚陸艦「独島(ドクト)艦」の2号艦について、韓国防衛事業庁は8月12日に建造計画を承認した。現地報道によると、2020年に就役の予定というが、独島艦(1号艦)といえば、機関砲が甲板上の自軍ヘリを狙う設計ミスや相次ぐ故障など幾多の欠陥が明らかになり、“ポンコツ艦”と揶揄される軍艦。国民からは「いまさら同じ物を造ってどうするのか」と反発の声が上がるが、それでも国や軍が建造を推し進める裏には例によって「日本への対抗心」、つまり「反日」の姿勢があるようだ。
トラブルだらけの1号艦
韓国が不法占拠する島根県竹島の韓国名を挑発的に命名した軍艦「独島艦」は07年に完成し就役した。排水量は満載で約1万9千トン。小型空母のような外見で、ヘリコプターを搭載できるほか、後部のハッチからは装甲車などを載せたエアクッション艇(ホバークラフト艇)を発進させられる。しかし、これまでまともに運用されたことは一度もない。
搭載するヘリコプターを自前で開発できず、予算不足などで輸入もできないことに加え、昨年は発電機の火災で漂流するなど艦自体の故障やトラブルが相次いだ。
軍艦は修理時のドッグ入りなどを考慮して同型艦を数隻建造するのが世界の常識だが、独島艦は韓国の経済悪化などが原因で2番艦建造が先延ばしにされてきた。今回の建造計画承認によって、10年以上遅れたものの独島級の2番艦が姿を見せることになるが、韓国内では喜ぶどころか批判の声が出ている。
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