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できごと
【岡田敏彦の軍事ワールド】「反日」で「もっと大きな軍艦を」…批判無視して欠陥「独島艦」の2号艦建造に走る韓国
また韓国内では独島艦の最大速度23ノットが「遅すぎる」との指摘も出ているが、揚陸艦としては十分なもので、海上自衛隊の「おおすみ」型も同様の速度で過不足はない。
むしろ独島艦の問題は、就役後7年経っても故障漂流させる異常なまでの運用の未熟さや、搭載するヘリコプターさえ用意できない粗末な配備計画にある。にもかかわらず「もっと大きな軍艦を」との主張が強いのはなぜか。そこにはまたも「反日」が顔をのぞかす。
結局は「日本が-」
小野寺五典防衛相が7月に米サンディエゴを訪れ、米海兵隊の強襲揚陸艦「マキン・アイランド」を視察したが、朝鮮日報(電子版)は日本も同様の強襲揚陸艦を導入する意向を示したことを取り上げ、「強襲揚陸艦など攻撃用兵器の導入急ぐ日本」と報じた。
また中央日報(電子版)は「専守防衛の原則も捨てる?」などと報道。ソウル新聞も「日本は大型揚陸艦まで用意している」としたうえで、「国民が(韓国)海軍に力を与えれば、独島を(日本に)奪われる不運な未来は見なくて済むのでは」と主張を展開した。
結局、「大きな軍艦が必用だ」との考えは、独島が攻め落とされるという現実味に乏しい主張と、日本が持っているものは我々も欲しいという姿勢から生まれたともみられている。
地道な努力こそ…
独島艦すらまともに運用できないのに、さらに大きな艦を運用しようという主張は明らかに無理がありそうだが。そもそも新兵器は開発、完成後も少々の問題点が出るのはよくあることで、そうした問題をどう解決していくかも軍や関連組織の能力のうちだ。
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