こんにちは。VENTURE UNITEDの丸山です。

金曜日の午後、いかがおすごしでしょうか。
先ほど東京証券取引所から「マザーズから市場第一部への変更 -(株)サイバーエージェント-」という発表がありました。

株式会社サイバーエージェント(以下、CA)といえば、マザーズを代表する銘柄としてよく知られた存在で、上場も2000年3月というマザーズが創設された当初に上場した企業の中では、数少ないマザーズ上場銘柄であったわけです。

そんなCAもついに東証1部への指定替えを果たすということで、マザーズ上場から14年半での1部への指定替えは過去最長であり、マザーズには10年ルールもあるので、ひょっとするとこれがマザーズ上場期間の最長記録になるかもしれないですし、そうならないかもしれません。

さて、そんなCAが属すマザーズ市場ですが、最近の時価総額上位の銘柄をこの機会に改めてみたところこんなことになっていることに気づきました。(データはYahoo!ファイナンスを参照しています)

順位 コード 社名 時価総額
1 2121 (株)ミクシィ 485,906百万円
2 4751 (株)サイバーエージェント 225,039百万円
3 7779 CYBERDYNE(株) 203,347百万円
4 4974 タカラバイオ(株) 182,791百万円
5 4587 ペプチドリーム(株) 143,736百万円
6 2931 (株)ユーグレナ 103,969百万円
7 6079 (株)エナリス 70,560百万円
8 2489 (株)アドウェイズ 63,649百万円
9 4565 そーせいグループ(株) 62,146百万円
10 9419 (株)ワイヤレスゲート 59,359百万円
11 2492 (株)インフォマート 54,722百万円
12 4571 ナノキャリア(株) 52,553百万円
13 3679 (株)じげん 47,608百万円
14 7829 (株)サマンサタバサジャパンリミテッド 44,685百万円
15 2438 (株)アスカネット 43,529百万円
16 8922 日本アセットマーケティング(株) 42,571百万円
17 8925 (株)アルデプロ 42,565百万円
18 2497 ユナイテッド(株) 40,360百万円
19 2160 (株)ジーエヌアイグループ 40,231百万円
20 6094 (株)フリークアウト 39,264百万円
21 3688 (株)VOYAGE GROUP 35,997百万円
22 2158 (株)UBIC 35,788百万円
23 3689 (株)イグニス 35,630百万円
24 3843 フリービット(株) 32,744百万円
25 4583 (株)カイオム・バイオサイエンス 29,339百万円
26 4585 (株)UMNファーマ 28,946百万円
27 6077 (株)N・フィールド 28,700百万円
28 3782 (株)ディー・ディー・エス 28,225百万円
29 3687 (株)フィックスターズ 27,265百万円
30 3665 (株)エニグモ 26,881百万円

というわけで、マザーズ=ネット企業がにぎにぎしているというイメージだったのですが、2014年8月29日現在ではどうやらロボット、バイオ、エネルギーなどが上位に多くいるというのがマザーズ市場であるということがわかった次第です。
※ちなみに一昨年と昨年のマザーズの時価総額上位をまとめてあるのはこちらだお

うーん。なるほど。ネット企業はおおきく成長できるんだって株式市場においてもっと評価を高められるように、地道にがんばっていきたいと思います。

では、よい週末を

【追記】
どうやら日本証券新聞社の「「マザーズ10年ルール」適用結果 「卒業」8銘柄、「残留」6銘柄 次はインターアクション」という記事を読むと
市場選択時期が上場廃止猶予期間と重なったメッツ(4744)は、規則に基づき1年後の来年7月に市場を選択する
とあるので、2000年2月18日上場とCAよりも1か月程度前で、まだマザーズにいるので現時点でマザーズ市場に在籍しているのは最長となります。ただし、上場廃止猶予期間となっているので、これをそのまま最長期間としてカウントしていいのかというところは悩ましいところです。
なお、メッツについては少し前ですが東洋経済の「解散・上場廃止宣言から一転、上場維持--マザーズ最古参銘柄、メッツのジェットコースター的軌跡」というあたりをご参照いただければと存じます。


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