終戦記念日対談
金子兜太さんといとうせいこうさんが「俳句」から戦争と平和を語り合います
【社会】「たかの友梨社長 内部告発者圧迫」 従業員申し立て美容サロン「たかの友梨ビューティクリニック」の仙台店の女性従業員が二十八日、不当な残業代減額などを労働基準監督署に申告したことを会社側が非難したのは、内部通報者の不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法などに違反するとして、厚生労働省に申し立てた。 女性と、所属する労働組合「ブラック企業対策ユニオン」が同日、厚労省で会見した。組合によると、サロンを経営する不二ビューティ(東京)の高野友梨社長自らが女性に圧迫行為をしたとされ、組合も不当労働行為で宮城県労働委員会に救済を申し立てた。 組合によると、同社では従業員が有給休暇を取ると固定残業代を減額したり、無効な賃金控除の協定書によって研修費や制服代などを給料から引いたりしていた。女性は改善を求めて団体交渉したが進展せず、六月に仙台労基署に申告。同署は今月五日、同社に是正を勧告した。 高野社長は二十一日、仙台店の従業員を集めた場で「そういうふうに暴き出して、会社をつぶしてもいいのか」と約二時間半、女性を非難。「労働基準法にそぐわせたら(経営が)成り立たない」とも発言した。「勤勉で心あると思っていた社員が、いきなり会社誹謗(ひぼう)の反旗を掲げる」などと書いた文章も全店舗に送っていたという。 女性はその後、精神的に追い詰められて出勤できなくなった。「従業員たちの前で非難され恐怖を感じた。謝罪してほしいし、職場環境を正して働き続けたい」と話した。 不二ビューティは取材に「不当労働行為とされるような行為はしていない」とコメントした。 PR情報
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