アビスパ 増資を発表 9月の株主総会で決定へ
経営再建中のサッカーJ2のアビスパ福岡(野見山篤社長)は29日、福岡市内で会見し、同市に拠点を置くシステム設計開発「システムソフト」から約1億円の出資を受けることを発表した。25日の取締役会で承認され、9月の臨時株主総会で正式決定する。
福岡は2013年度決算で2期連続赤字を計上。2785万円の債務超過に陥り、Jリーグから来季のクラブライセンスが発行されない危機にあったが、今回の増資で債務は解消される見通し。支援要請した野見山社長は「チーム、事業体制のさらなる強化には、このタイミングが一番良いと判断した」と説明した。
福岡の筆頭株主となるシステムソフトの吉尾春樹社長と、グループ会社でアパマンショップホールディングスの川森敬史常務の取締役就任についても、9月の株主総会に提案される。
=2014/08/29付 西日本新聞夕刊=