2014年8月29日11時16分
法務省は29日午前、2人の死刑を執行した。6月の前回執行から約2カ月ぶり。2012年12月に自民党が政権復帰してから6度目、計11人目の執行となった。
法務省によると、執行されたのは2001年に消費者金融・武富士弘前支店(青森県弘前市)に放火して従業員5人を殺害するなどした小林光弘死刑囚(56=仙台拘置支所で執行)と、群馬県安中市で2001~05年、配下の組員を射殺するなど3件の殺人事件に関与した山口組系暴力団の元組長・高見沢勤死刑囚(59、東京拘置所で執行)。
確定判決によると、小林死刑囚は、2001年5月、消費者金融・武富士弘前支店(青森県弘前市)に油をまいて放火。従業員5人を殺害、4人を負傷させた強盗殺人や現住建造物等放火などの罪で07年に死刑が確定。今月、3回目の再審請求が最高裁で棄却されていた。
谷垣禎一法相はこれまでの記者会見で「被害者感情、国民感情からみて死刑制度には十分理由がある。基本的に必要だ」などとして、死刑に肯定的な姿勢を示している。
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朝日新聞社会部
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