エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の仙台店(仙台市)の女性従業員が28日、残業代を減額されたなどの問題を労働基準監督署に申告した行為を会社側が非難したのは公益通報者保護法などに違反するとして、厚生労働省に申し立てをした。
女性が所属する労働組合が東京都内で記者会見して明らかにした。
申立書や会見によると、経営する不二ビューティ(東京)の高野友梨社長が8月、仙台店の従業員を集め、女性が労基署に申告したことや組合による団体交渉を行ったことを非難。高野氏はその際「暴き出したりなんかして会社をつぶしてもいいの」と述べたという。
女性は2時間半にわたり威圧的行為を受け、翌日から精神的ショックなどで出社できなくなったと主張。不二ビューティは「申立書は届いていないが、不当労働行為とされる行為はしていないと認識している」とのコメントを出した。〔共同〕
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