[PR]

 家庭まで水を送る水道の力による「小水力発電」で、どれだけの電気を作れるか、国が初めて全国調査に乗り出す。環境省と厚生労働省が、関連予算2億8千万円を来年度の概算要求に盛り込む。

 浄水場や配水場などの水道管には、高低差や水圧差などのエネルギーがある。小型の発電機を設置すれば、50キロワット~数百キロワット程度の発電ができる。

 上水道を使った発電は、新たに水路を造るなど大がかりな工事が不要で、水質がよく整備が簡単でコストが低く、全国で広がりつつある。多くは水道局などで使う電気を発電するだけだが、大規模な施設では一般家庭600世帯分の電気が作れるという。

 全国約1500カ所の水道施設などを調べ、潜在的な資源量を推計する。(香取啓介)