ASKA被告の初公判で、傍聴券の整理券を求めて並ぶ人々=東京・日比谷公園(撮影・古厩正樹)【拡大】
被告「いえ、違います」
検察官「では栩内被告はなぜこのようなメールを送ったのですか」
被告「(週刊誌が報じた(薬物疑惑の)報道以降、(栩内被告は)敏感になっていました。(私は)『一切やらない』と約束していたので」
検察官「では、なぜ栩内被告から薬物が出たのですか」
被告「分かりません。彼女から聞いてください」
検察官「終わります」
《続いて、年配の男性検察官が立ち上がり、質問を続けた》
検察官「彼女は覚醒剤を入手する手段を持っていましたか」
被告「彼女には手段がありません」
検察官「多分ないだろうということですか」
被告「多分というか、ないはずだということです」
検察官「あなたにとって栩内被告はどんな人ですか」
被告「大事な人です」
検察官「大事で、好きな人ですか」
被告「はい」
検察官「あなたからすれば、栩内被告から薬物反応が出たのは信じられないのでは」
被告「信じられません。特にMDMAが髪の毛から出たことは、まったくもって分かりません」
《検察官の追及は続いていく》