ネットで登山届の提出可能に08月27日 19時08分
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山岳遭難が相次ぐなか、岐阜県はインターネットを使って自宅から手軽に登山届が提出できるシステムを管理する日本山岳ガイド協会と、システムを利用するための協定を結びました。
この協定は、岐阜県が北アルプスの登山者に対して登山ルートなどを記した登山届の提出を義務付ける条例を、今年１２月に施行するのにあわせて、日本山岳ガイド協会との間で自治体としては初めて結んだものです。
県庁では、岐阜県の古田知事とガイド協会の磯野剛太理事長が協定書に調印しました。
協定を結んだことで、これまで郵送や最寄りの警察署などで受け付けていた岐阜県への登山届の提出が、インターネットを使って自宅から手軽にできるようになるだけでなく、協会が管理しているシステムの登山届の情報を遭難救助の際などに活用できるようになります。
岐阜県によりますと、去年１年間の県内の山岳遭難者数は過去最も多い１１４人に上りましたが、このうち登山届を提出していたのは３割ほどだということです。
古田知事は「インターネットで手軽に登山届を提出できるので、多くの登山者に利用してもらい提出が増えるようにしていきたい」と話しています。