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エボラ熱の感染拡大、西アフリカ経済に甚大な被害=AfDB総裁

2014年 08月 28日 10:28 JST
 
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[フリータウン 27日 ロイター] - アフリカ開発銀行(AfDB)のドナルド・カベルカ総裁は26日夜、ロイターに対し、エボラ出血熱の感染拡大により西アフリカの経済が甚大な被害を受けていると述べた。

総裁は、訪問したシエラレオネで「歳入は減少し、通貨は下落し、市場は機能しておらず、航空機は入国をキャンセルし、プロジェクトは中止され、ビジネスマンは退避してしまった。ダメージは非常に深刻だ」と話した。

シエラレオネはエボラ熱の拡大により国内総生産(GDP)が最大4%減少すると予想。同国のコロマ副鉱物資源相は、ダイアモンドの輸出額が目標の2億ドルを下回るとの見通しを示した。同相によると、エボラ熱の感染が確認されている東部のダイアモンド鉱山に入ることを業者が過度に恐れていることや、国境の警備が厳しくなり取引に影響が出ていることが原因だという。

同国ではこの数週間で外資企業による社員引き揚げが相次いだ。現在、現地で鉱山の採掘を続けているのはロンドン・マイニング(LOND.L: 株価, 企業情報, レポート)のみとなっている。

輸送業者によるサービス中止によりシエラレオネやリベリアは孤立した状態にあり、政府やエコノミストらは両国の経済が壊滅的な打撃をこうむるとの懸念を示している。

 
写真は2012年10月、ドミニカの首都サントドミンゴの研究室でデング熱を媒介する蚊を調べる医師

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 8月26日、アフリカ開発銀行(AfDB)のドナルド・カベルカ総裁は、エボラ出血熱の感染拡大により西アフリカの経済が甚大な被害を受けていると述べた。2012年7月撮影(2014年 ロイター/Zoubeir Souissi)

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