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バレーボールは国際試合が多い。女子の国際大会を整理すると、五輪、五輪の中間年に行われる世界選手権、五輪の前年のワールドカップ、五輪の翌年のワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)、そして毎年行われるワールドグランプリだ。つまり毎年2回国際大会が行われているわけで、日頃バレーボールを見慣れていない人には、それぞれの大会の重要度がわからない状態になっている。まあ1番が五輪、2番が世界選手権という序列はあるが、それ以外の大会も参加国にとっては重要な意味を持ち、選手は全力で試合に臨む。
全日本女子は2010年世界選手権3位、2012年ロンドン五輪3位、2013年のグラチャンが3位で世界ランクも3位。だが、ワールドグランプリは最高が4位で、1度もメダルを獲ったことがなかった。9月23日からイタリアで始まる世界選手権や再来年のリオ五輪でさらに上の目標、優勝を目指すにはこの大会で初のメダルを獲り、あわよくば王者ブラジルを倒したかったわけだ。残念ながらそれはできなかったが、銀メダルを獲りブラジルとの差を縮めた感触を得られたことは、大きな意味があった。
アタッカーやブロッカーの役割分担を廃し、コート上の全員がアタックもブロックもと何でもこなす常識破りの「ハイブリッド6」という戦術で、世界一に向けて着実に全日本を進化させている眞鍋政義監督とその意に沿ったプレーを見せた選手たちには敬意を表したい。
女子バレーで本格導入
「チャレンジ」システムとは?
ところで今大会は、もうひとつトピックがあった。審判の判定に異議がある場合、ビデオをチェックした上での再判定を要求できる「チャレンジ」のシステムが導入されたことだ。
チャレンジは昨年の大会から採用されたが一部の試合で試験的に行われたものであり、全試合は今大会から。中継を見ているとスパイクやサーブがコート内に入ったかどうかやタッチネットの有無、後衛からバックアタックでジャンプした選手の足がアタックラインの後方だったかどうかの判定がチャレンジの対象になっていた。チャレンジができる回数は1セット2回。チャレンジ成功(判定を翻す)なら回数は減らず、失敗なら減る。このチャレンジが成功・失敗にかかわらず試合の流れを変えることにつながり、なかなか興味深かった。
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