稲沢市議の裁判2日目開始08月27日 12時31分
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中国の空港で覚醒剤を持っていたとして違法な薬物を運搬した罪に問われている愛知県稲沢市の市議会議員の裁判は、中国南部の広東省広州で27日、2日目の審理が始まり、証拠調べなどが行われる予定です。
愛知県稲沢市の市議会議員、桜木琢磨被告(70)は、去年10月、広州の空港でスーツケースの中に覚醒剤3キロ余りを持っていたとして、違法な薬物を運搬した罪に問われています。
広州の地方裁判所にあたる中級人民法院では、27日、2日目の審理が始まり証拠調べなどが行われる予定です。
27日の初公判で、桜木議員は、「スーツケースは、知り合いから頼まれて預かったもので、覚醒剤が入っていることは知らなかった」などと述べ、起訴内容を否認しました。
桜木議員の弁護士によりますと、27日は、知り合いとの連絡などに使っていたパソコンを提出し、スーツケースを預かったいきさつなどを説明するほか、桜木議員の妻も証人として出廷する予定だということです。
裁判は、早ければ27日にもすべての審理を終える見通しです。
中国では覚醒剤50グラム以上の運搬や販売などの罪で有罪になった場合、懲役15年か無期懲役、または死刑とされています。